サメマンガの感想・レビュー9件タイトルに偽りなしの漫画バスタブに乗った兄弟~地球水没記~ 櫻井稔文starstarstarstarstarかしこタイトルそのまま「地球が水没して兄弟がバスタブで漂流する話」ですが、この漫画のすごいところはタイトル通りほとんどバスタブに乗った状態でストーリーが進むことです!この設定の縛りがあってここまで描けるのは本当にすごい。そして何気に絵もすごく上手い。もっと売れる話をいくらでも描けそうだが、この攻めてる感じが一度ハマるとたまらないのでこのままでいて欲しい。 ラストの唐突さからすると打ち切りだったんだろうか…。でも兄が少しだけ成長して弟のことを誘う、しかし弟がそれをドライに断るってのはオチとしてよかったなぁ。そして何より成長したパンダのションションがやさぐれてたのが面白かった。異世界にサメ、召喚!! #1巻応援異世界喰滅のサメ くぼけんANAGUMA密かに超楽しみにしていたマンガの単行本が遂に出ました。 そう、異世界サメです。 世界を救う召喚士として訓練中の落ちこぼれ生徒シロミ・ラブカトラフ(なんて名前だ)がひょんなことから召喚してしまったのはなんとサメ!!そのサメがひょんなことから同級生の召喚士を全員食い殺してしまったために追われる身に…。 出てくるキャラクターがシロミちゃん以外基本クズしか居ないのもサメに優しい世界って感じでいいですね。どれだけ人が死んでも心が傷まない親切仕様で、むしろシロミちゃんには懐いているサメが一番かわいく見えてきます。ちなみにイチャついているカップルを優先的に食っていく生態のようです。 劇中では風魔法を活用したシャークネードの再現もあるのですが異世界ならではのエンチャント的な概念をサメ映画ネタと合わせてくるとは…と普通に舌を巻いてしまいました。本家を超える説得力を出してこられるとビビりますね。 サメちゃんのヴァリエーションに富んだ暴れ方を次巻でも期待します!タイトルを裏切る迫力と絶望呪いの人形VS鮫星人 一ノへ野愛B級パニック映画みたいなタイトルですし、実際あらすじを説明すればB級パニック映画じゃんと言われかねない作品なんですが、迫力が凄いし絶望が凄い!! 平和な日常に人喰いザメが現れて、国も自衛隊もなすすべがなく人々は絶望する。 主人公が持つ呪いの人形はどこで効いてくるんだ?と期待しながら読みましょう。期待は適度に裏切られるくらいが気持ちいいですよね。 人喰いザメの迫力、呪いの人形の薄気味悪さ、主人公のごく普通の女の子感、すべてが素晴らしい。 B級映画みたいなタイトルとストーリーなのに笑えない恐怖や絶望を感じさせてくれるのが本当に凄い。 作者さん凄い。漫画って凄い。バスタブに乗った兄弟~地球水没記~について語ろうバスタブに乗った兄弟~地球水没記~ 櫻井稔文名無し『絶望の犯島―100人のブリーフ男vs1人の改造ギャル』『漫画ルポ 中年童貞』も面白かったが、新しく始まったマンガもヤバそうだね 良質なサメパニックマンガ #1巻応援惨劇海域~シャークパニック~ 佐伊村司ANAGUMAサメ映画は好きで結構見るんですがマンガだと『バスタブに乗った兄弟』くらいしか知らないな…と思って手に取りました。シャークパニック。何が起こるか全部わかるいい副題ですね。 気になる本作のサメはオーソドックスな巨大ザメ。地元の漁師と戦いを繰り広げた伝説を持っていて、主人公たちの中型ボートと同サイズくらい。デカすぎもせず小さくもない、リアルなデカさが怖いタイプのサメです。 パーティ7人も地元でくすぶっている主人公、気立ての良い親友、ちょっといい雰囲気の女の子、東京にかぶれたいけ好かないヤツなどバランスよし。誰から食われていくか読めないのがいいサメコンテンツだと思っているのですが、本作でもテンポよく犠牲者が積み上がっていきます。 1巻のヒキもまさに見たかったものを提供いただけてお腹いっぱい。とにかくサメに期待していることは大体味わえると言っていいでしょう。安心して読んでほしいです。 王道をいくサメパニックマンガ、満足感がありました。妖怪サメ女の友情物語サメにコバン TAKUMIサメ男名無し「鮫神鉄拳ジャッポ」の綿貫琢己先生が名前を変えて描いたようです。サメ好きなんですねー。笑 前作は少年漫画らしくバトルアクション!!という感じだったと記憶してますが、今回は友情ものでした。絵もうまいしキャラづくりもストーリーも完璧。。服装とか小物もなんかオシャレで細かいところまでこだわってる感じがしました。絵柄はなんとなくジャンプ作家っぽい。 これでもし次回作が全然サメじゃなかったらびっくりする。必殺技はサメパンチ!サメガール 雪本愁二nyae巨大化した海洋生物が襲ってくる街に暮らす男子高校生、夏蔵。 ある日、サメのイラストが描かれたパンツを履く少女、一花が転校してくる。 彼女はサメパペットを手に巨大海洋生物と戦う、サメガール! 「自分に近づくな」と、人と距離をとろうとする一花だが、普段はコケたり物にぶつかったりと少々ドジな様子。そんな一花の強気な態度とは裏腹に、毎日の命がけの戦いに恐怖で震えて泣いている姿を見てしまった夏蔵。 彼女の勇気に触発された夏蔵は、彼女を助けるために、強くなる決心をするのだった。 巨大なマグロが街を破壊しながら襲ってくる状況は、どう考えても学校なんて行ってる場合じゃないのだけど、一花のサメパンチをくらったマグロは、大トロや中トロなど美味しそうなお刺身になって散るという、夢みたいな世界。羨ましい。 もしかしたらサメガール以外にもたくさんヒーロー&ヒロインが出てくるかも…!と期待しております。 強がり戦闘少女meets正直少年 #1巻応援サメガール 雪本愁二あうしぃ@カワイイマンガ転入生の深田一花は、巨大魚の脅威と闘うヒロインだった!彼女は転入早々「私に近づくな!」と宣言する。しかし、隣の席の海月夏蔵は見てしまった。勇敢に巨大魚に立ち向かう一方で、闘いを恐れて泣いている一花の姿を……。 「彼女を守る!」と側にいようとする夏蔵と、彼にツンツンしながらも助けられる一花の、ドタバタバトル&ラブコメディ、面白カワイく進行中! ★★★★★ 「国家公安 対巨大海洋生物治安総局所属、サメガール!」と名乗りを上げて闘う一花は、一瞬、カッコいいのだが、それまでがどうも締まらない。 敵の巨大魚は、様々な魚種の性質が意外と面倒臭く、何処か抜けている一花は簡単に翻弄されてしまう。 それをサポートする夏蔵だが、特別な能力もない彼は、攻略法を見つけるまでに二人で翻弄されながら、いつもエッチなハプニングを起こしてしまう。 日常でもバトルでも、何とも締まらない二人が起こす笑いと、思春期的ドキドキ感が、可愛らしくて面白い! しかし要所で機転と漢気を見せる夏蔵と、それに応えて決める一花のコンビは、何となくいい感じ。そして馬鹿正直に、真っ直ぐに一花に接する夏蔵に、一花は困り、照れ、怒りながらも、彼を信頼し始め……。 このツンデレ、最高やで! 例えば『事情を知らない転校生がグイグイくる。』の川村拓先生や、山本崇一朗先生、または「ツイ4」に見られる様なラブコメを好まれる方には、「こういう先生方がバトル物を描かれたら、こんなかなぁ」という感じで是非読んでみていただきたい。 世界観的には、あらゐけいいち先生や、『不思議なゆうなぎ』の大庭直仁先生が好きな方にもおすすめ! サメのぬいぐるみを装着して繰り出す「サメパンチ」の決め絵が、凝ってて可愛くてすごくいい!鮫島さんのスカートの裾を見てくれ…!シャークな彼女の領域 楽楽ANAGUMA学校中から恐れられている鮫島さんは実はとっても優しくてしっかり者だった!(※ただし怖い) 見た目と中身のギャップで売っていくキャラマンガもずいぶん増えましたけどこのマンガもよいです。 鮫島さんと主人公の東西少年が交流を深めていくようすは大変ほほえましい限りで、ふたりともすごく素直なのがたまらんな…。 個人的には萌えを狙いすぎていないのがいいなと思います。わざとらしい感じがあんまりしなくて、スッキリ洗練された絵柄と合わさって、軽快な読み味です。 最後に鮫島さんのキャラデザが最高な話をさせてほしい。 髪の毛に入ってるトゲトゲのラインとか、スカートのシルエットがめっちゃかわいいです。 裾がキュッとしぼんで広がっているのだ!!カッコかわいいぞ!!
タイトルそのまま「地球が水没して兄弟がバスタブで漂流する話」ですが、この漫画のすごいところはタイトル通りほとんどバスタブに乗った状態でストーリーが進むことです!この設定の縛りがあってここまで描けるのは本当にすごい。そして何気に絵もすごく上手い。もっと売れる話をいくらでも描けそうだが、この攻めてる感じが一度ハマるとたまらないのでこのままでいて欲しい。 ラストの唐突さからすると打ち切りだったんだろうか…。でも兄が少しだけ成長して弟のことを誘う、しかし弟がそれをドライに断るってのはオチとしてよかったなぁ。そして何より成長したパンダのションションがやさぐれてたのが面白かった。