仏教マンガの感想・レビュー35件知的で穏やかな笑い聖☆おにいさん 中村光starstarstarstarstarあいざっく聖書やブッダの伝説を元にしたキャラクターが多数出てくるので、それらをネタにしている点も面白いのですが、その上で、ブッダとイエスが立川のアパートに住んでたり、ブッダがオカンのようだったりという設定が面白いです。 イエス本人はネタにしてるけど、周りが笑えないブラックジョーク?もあったり笑 穏やかに笑える、知的なギャグ漫画という表現が適切な作品だと思います「仏師」のタイトルに偽りなし!仏師 下村富美かしこマンバのクチコミを読んでからずっと気になっていた作品です。 https://manba.co.jp/topics/17278 Kindle Unlimitedで公開されていたので早速読んでみました。 母親が暴徒に襲われたことで産まれた自分の生い立ちに苦しみながら、仏を彫ることで生きることへの救いを見出していく…という話。おそらくアシスタントなしで描かれたであろうシンプルで洗練された絵が印象的です。クライマックスで主人公が彫り上げた仏像が心の迷いから抜け出したことを象徴するような素晴らしい出来で「仏師」のタイトルに偽りなし!と思いました。個人的に坂口尚のあっかんべェ一休を読んだばかりだったのでそこに通じるものも感じました。ただ先のクチコミにもあるようにもっと色んなジャンルを読んでみたかったです。青年誌も合いそうなのになぁ…。現代のリアルなお坊さん事情も分かるお慕い申し上げます 朔ユキ蔵かしこ主人公が性欲に溺れるお坊さんという強烈なフックから始まりますが、最後まで読むと印象が変わる漫画です。特にラスト1Pにこの山場を持ってくるか〜!!と興奮しました。 現代のリアルなお坊さん事情も知ることが出来て勉強になりますね。檀家さんとの付き合いはお坊さん側から見ても大変なんだなぁ…。今まで自分も「お経を上げてもらうだけなのにお布施って高いよな〜」と思ってたんですけど、お布施の本当の意味を知ることで気持ちが変わりました。 蘇民祭が中止になるニュースで住職が「お祭りの時だけではなく日々の生活で手を合わせることを心に留めて欲しい」とおっしゃってたのを思い出しました。手塚治虫の中でも一番ブッダ 手塚治虫starstarstarstarstarさいろく一番面白い、とは言いません。でも一番好き。 漫画を読み始めた小学生の頃、実家にはブッダの愛蔵版と秋田書店版ブラックジャックの単行本とDr.スランプがあり(後に手塚作品は拡充されていってたけど他は自分で買うようになった)それらをひたすらに読み返していたので思い入れも一番深いです。 火の鳥は雑誌ぐらいの大きさの○○編とかごとに別れてるやつがピアノの先生の家にあって待ち時間に読むのが楽しみでした。 なんか書いてるとすぐ脱線してしまう。。。 ブッダ(仏陀)に関して、私は正直この手塚治虫のブッダ以外の知識がないです。本来の意味としては「悟りを開いた人」ということだったと思う。 ただ、どこまでが世間一般で言う意味合いと合致しているのかわからないのでそこは置いときます。 今作はシッダールタがブッダとなり亡くなる(正しい表現じゃなかったらすみません)までの間の物語。 宗教的な背景や知識がなかった小学生でも、シッダールタを取り巻く登場人物たちや出来事のインパクトに惹き込まれあれよあれよと最後まで読み切り、また何度でも読み返してしまうほど深い作品でした。 タッタがすごい好きだったなぁ…ダイバダッタが本当に憎くて、でもみんな憎みきれない感じのストーリーを持ってるんですよ。 一言で言い表せない内容で、なんとも感想が書きづらいけど、本当に面白いし読まないのはほんと損だと思う。 人生への影響が色濃く強い!というほどではないかもしれないけど、きっと心に残ると思います。 大人になってから行ったタイ旅行で見た涅槃像を全部ブッダだと思って見てました。心臓を上にして横になるので右肘で頭を支えてるんですよね。これも事前知識なく手塚ブッダで学んだことだったけど合ってました。楽しい。 おもしろい!仏像パンク 横尾公敏starstarstarstar_borderstar_bordermotomi※ネタバレを含むクチコミです。シュール聖☆おにいさん 中村光starstarstarstarstar_bordermotomiシュールで何も考えずに読めます。 何となくキリスト教や仏教について知ってるとより楽しめる癒しギャグ漫画です。 キリストってそんな事出来るの?とか、ブッダってそんな人なの?…みたいな感じで。びっくりする場面もあります。 あと現代の生活にそれぞれの神様の特技が披露されてるのが面白いです。拳豪伝の感想 #推しを3行で推す拳豪伝 津本陽 横山まさみちマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 多分かなり昔に読んだ覚えがあるが久しぶりに読み返したみたがちょうどいい面白さだった。「げんこつ和尚」武田物外の怪力具合やその他エピソードがちょうどいい ・特に好きなところは? 「げんこつ和尚」の強さを知って挑戦してきたが、掃除するのでちょっと待ってくれと言いながら軽く動かした石の大きさ。漫画の中で写真がついていてみたが動かせる感じのするものではなかった ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! これを読むと決めて読む感じではなく何気なく読んでもう少し続いてもいいんじゃないかなと思いながら読むのがいい感じマンガでした アンタッチャブル聖☆おにいさん 中村光名無し名前に☆がついているのは「つのだ☆ひろ」さん以来だと思い、気になる漫画を読みました。 宗教というのは、よくわかりませんがアンタッチャブルな崇高な存在の神々で笑かしにかかるのは抜群のセンスだと思います。 なんか宗教って、あんまり大きな声で話しちゃいけないみたいな文化あるけど、この漫画のように全面的にイジった方が親しみやすくて良いと思うけどな。 はたしてこの恋愛は可能なのか!寺ガール 水沢めぐみむ寺ガール! 森ガールと同じようなノリでお寺巡りが好きな女子の軽い話かなと思いきや、お寺の子の話でした! お寺の子供、私の友人にもいました。日本に住んでいたらそんな珍しくはないですが…まさかのお寺の子と牧師の子の恋愛話!? つまり仏教とキリスト教とのお家問題な恋愛少女漫画! この恋は可能なんでしょうか! でも好きあってしまったらもう関係ない…よね? 弊害が大きすぎて現実のことを考え始めてしまいますが、少女漫画としてはアリ…うーんアリ!!圧倒的、真理追求阿・吽 おかざき真里 阿吽社starstarstar_borderstar_borderstar_borderママ子最初から衝撃的な場面が多くて気持ちが追いつきませんでした。 日本の仏教において空海と最澄、このお二方がいなければ今のように花開かなかったでしょう。 天才には天才の苦悩があり、分かち合えるところと相容れないところがある。 真理は人を救うことはないと分かった時の絶望、満たされぬ心をも持て余し野山をかける。 仏教言葉が多くわからないことも多かったですが、のめりこめました。 超おもいでの作品ブッダ 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン高校生の頃(すでに手塚先生は亡くなられていましたが)、火の鳥を読んで、その面白さに圧倒され、続けて読んだのがこのブッダで、それまでに読んでいたマンガとは完全に別格の面白さに、すっかり虜になりました。わたしがヅカラーになる決定打となった作品で、とても思い入れがあります。この度、再読して、その面白さを再確認しました。 もし「ゆうれい小僧がやってきた!」がもう少し面白ければ、ゆでラーになっていたと思うので、人生なにが起こるかわかりません。 本作品は、ブッダの生涯を描いたものですが、物語は生まれる少し前からスタートします。 仏教の教えについては、そこまで詳しくないので、この作品に書かれている数々の教えが、仏教の教えそのものなのか、それとも手塚先生なりのアレンジが加わっているのかは分かりません。本作中のブッダは、決して最初から聖人だったわけではなく、どちらかというと問題児的な部分や弱い部分もありながら、いろいろ経験していく中で迷いながら悟っていくので、自分を諦めない勇気をもらえます(作中の弟子たちも皆そうです)。 ただ、実在のブッダや本作品中のブッダが数多の人の心をお救いになったように、手塚先生は本作品によって、わたしの心をありがたくもお救いになられました。その意味で、手塚先生は、巷間言われているとおりマンガの神様であると同時に、我が心の仏様でもあります。 ちなみに、作中登場するタッタ、ミゲーラ、チャプラ、ブダイ将軍、バンダカ、アッサジあたりは手塚先生のオリキャラだとのことです。まぁ正確な歴史を知りたいわけではないので、別に良いですし、むしろその辺のオリキャラの存在によって、より心根に響く作品になっていると思います。きっと仏像に会いにいきたくなるマンガ仏ガール 柚ちえこ兎来栄寿1コマ目が誕生釈迦仏、2コマ目が軍荼利明王のポーズの真似をする主人公から始まるマンガもなかなかないでしょう。 この作品は、「仏像変態」と呼ばれるほど仏像に偏愛を寄せる美術部顧問の江西先生と、その教え子である城上(しろかみ)さんが主人公の物語です。 江西先生の推しと押しの強さによって、城上さんはさまざまな仏像巡りに付き合わされていきます。 京都・奈良を中心とした寺社仏閣、平等院や永観堂禅林寺などが精緻に描かれ、思わず二重の意味での聖地巡礼をしたくなるほどです(六波羅蜜寺の空也上人像のエピソードでは『空也上人がいた』などもフラッシュバックしつつ……)。 とにかく江西先生のキャラが濃く、 「才能のある後輩やなんで売れてるかわからない作家を見ると気が狂いそうになるわ」 「みんなも早くお酒飲める歳になるといいわねえ 飲んでる間は嫌なこと忘れられるわよ〜」 と、闇の深さ・人間的な弱さを生々しく感じさせます。 一方で、 「私たちは結果が出ない時不安になっちゃうけど… 人間いくつになってもアップデート可能なのよ!」 「人生の時間を使って何かやってるだけで偉いわよ」 といった言葉で教え子を優しく導いていく側面もあり、仏像を通して開いた悟りの境地を感じさせてくれながら読み手である現代人にも寄り添ってくれる内容となっています。 作中でも語られる通り仏像を見ている瞬間に私たちは仏像を通して自分の願いや悩みを見つめ直していて、そうした瞬間を人生の中に持つことは大事であると思います。この作品を読む時間もそれに近しく、間接的にそうした効用も生まれるかもしれません。聖☆おにいさん感想聖☆おにいさん 中村光クロキブッダとイエス・キリストが現代の日本の立川でバカンスをするマンガ。非常にストーリーが良く、笑える作品です。疲れた時に読むのがオススメ。 仏像とフィギュアをクロスオーバーブッシメン!THE IMAGE MAKER 小野洋一郎名無し仏師というと希少で堅そうな題材ですが、意外とユルい雰囲気です。フィギュア業界とクロスオーバー観点からの薀蓄は面白く、画力もあります。一話完結タイプの良い職業漫画だと思います。題材が題材のためか短く畳まれたのは惜しいですが。ヒロインよりサブヒロイン兼好敵手といった風な仏師の方が光ってました。勝道上人の生き様とは!?SHODO 勝道上人伝 巻来功士 阿吽社 日光山輪王寺マンガトリツカレ男巻来功士のマンガはむちゃくちゃ好きというわけではないが何故か読んでしまう。多分単行本になっているのは全部読んでいるんじゃないかな。これは発売当時買って読み返したので感想を書く。ちなみに勝道上人については全く知らない状態で一回読んでいるはずなんだが全く覚えていなかった... 奈良時代から平安時代初期の有名な僧である勝道上人の話で生涯を描いているがいまいち理解しきれず読んでしまった感はある。途中に登場する弟子の区別もつかなかったし。ただやはり疫病のシーンとかはさすが巻来功士だという迫力で良かった。とりあえず断食を九日間過ごすと自分自身から死臭がしてくるのだけは印象に残ったな仏様の一生ブッダ 手塚治虫名無し名著作との評価があったので。ブッダの生涯を描いた話。感動しました。 タッタの生き様がとにかくすごい。第一巻から圧倒されました。 ブッダにも、出家した直後には迷いもあり、いろんな困難に遭うということが読んで知ることができた。 行きたいところがまた増えた仏像に恋して 真船きょうこhysysk美大の授業がきっかけでどんどん仏像にはまっていく様子が、あんまり興味なく読み始めた自分と重なってどんどん引き込まれていく。京都や奈良はよく行ってたが、完全に大事なところを見落としてるな〜。知識だけじゃなく人生と繋がっているのが良かった。絵も上手い。キャラの癖強すぎじゃない?病室で念仏を唱えないでください こやす珠世名無し※ネタバレを含むクチコミです。50単位で悟りが開ける?仏教専門学校!ぶっせん 三宅乱丈かしこぶっせんって実写ドラマ化もされた人気作品だし、三宅乱丈のギャグ漫画なら間違いなく面白いっていうのは分かっていたのですが、やっぱり読み始めたら止まらなくなっちゃったくらい面白かった。貧乏なお寺が金儲けの為に「君も50単位で悟りだ!」がキャッチコピーの仏教専門学校を開校して、そこに入学した問題児な生徒8人を中心に繰り広げられる文字通りドタバタなコメディーです。一応ライバルの金持ち寺がスパイとして送り込んできた正助くんが主人公なんですが、おバカな一休さんみたいなキャラなのであんまり主人公っぽくないんです(ドラマでは吉沢亮が演じてたんだ!笑)。しかも、他の生徒達もイタリア人だったり、男のフリして入学した女の子とか、個性派ばかりで全員好きになっちゃうから誰が一番っていうのがないのも、この漫画の魅力ですね。全体的に大ネタも小ネタも多くて笑いっぱなしだけど、特によかったのは最終回かな〜。終わっちゃうのはさみしいけど、こんなにいい終わり方をされたら何度でも読みたくなる!って思いました。 お寺さんを身近に感じられるきっといつかは幸福寺 ありま猛名無しお寺さんを題材とした漫画はちょっと珍しくて、興味を持って読んでみました。住職さんの役目や跡取り問題、檀家さんや他のお寺さんとの付き合いの難しさなど、普段なかなか知ることのない世界を垣間見ることができて、期待以上に面白かったです。お寺さんがテーマとは言え、真面目でシリアスな作品ではなく、基本的にはユーモアと人情味溢れたストーリーなので、さらっと読めるも気に入りました。幸福寺の住職ファミリーのやり取りも可笑しくて、喧嘩もあるけれどお互いを理解してサポートし合う関係にほっこりしたり、周囲の人々へ暖かく手を差し伸べるシーンに思わずほろっとしたり、上手に読み手の気持ち満たしてしてくれる作品です。読み終えた後には、お寺さんの存在が身近に感じられました。全2巻ですが、ぜひ続きも描いて欲しいです。くすっと笑えて勉強になる聖☆おにいさん 中村光名無し仏教のブッダとキリスト教のイエスが東京は立川でバカンスを楽しむお話。 設定がまずパワーワード過ぎてびっくりして手に取ったのが始まりでした。読み進めていくとくすっと笑えるネタが盛りだくさん。笑いとシュールの絶妙なバランスが最高。 それでいてなんとなく勉強になってしまう恐ろしい本です。 仕事で疲れた人にお勧めです。声に出して笑ってしまうマンガ聖☆おにいさん 中村光アナンダ主人公のブッダとイエスが立川で人目を忍んでバカンスをするというシュールな設定。2人の様々な表情、たたみかけるボケ、声に出して笑ってしまう、そんなマンガ。 休載があまりにも惜しい名コミカライズ…沙門空海唐の国にて鬼と宴す 夢枕獏 大西実生子たか偶然このコミカライズを知り、美麗な表紙に惹かれて読んでみた作品。1巻の発売が2013年とのことで一体どういうことか調べると、連載先のサムライエースが休刊となったタイミングで休載。映画化に合わせて再開予定だったとのこと。 https://natalie.mu/comic/news/106687 が、結局その後発売されたのは映画のコミカライズ 「空海 -KU-KAI- (夢枕獏/睦月れい 全2巻)」だった…という流れのもよう。(もっと経緯に詳しい方がいらしたら是非教えて下さい) **スタイリッシュさと色気・生々しさを兼ね備えた線のタッチが好き。**背景や衣装も史実に基づいた説得力のある描写がされているところもいい! また、硬派で一辺倒の落ち着いた語り方をするのではなく、コメディシーンでは漫画らしいデフォルメも使われていて、読んでいてすごく楽しかった…! 最近は「リアリティライン」という言葉もあるけれど、硬派な世界観を壊さない絶妙な加減で漫画っぽさが加えられていて本当にすごいと思う。 逸勢と空海、2人の心の動きも本当に丁寧に描かれていて、作品世界にガッツリのめり込むことができました。叶うなら何らかの形で、一応の完結に持っていってほしい作品です。 (画像は1話の扉絵。これだけで期待しかないし、期待通り最高の本編だった)キャラが立っている 仏像だけに仏像のまち 蒼木雅彦名無し勉学に励みたいゴク普通の高校生・空人。 死んだ父親が仏像専門の彫刻家・仏師だったため、 仏が見えるようになった。 実は仏像にはそれぞれ仏様が潜んでおり、 時に仏像から抜け出し世の中を徘徊しているのだ。 そして仏が見える空人のところに頻繁に遊びに来るようになる。 心配性な如来、マイペースな菩薩、負けず嫌いの帝釈天、 etc・・。 仏様なのになぜか煩悩とハタ迷惑の塊のようなヤツらに 空人は勉強の邪魔ばかりされる。 ゲーセンや回転寿司、スキーや海水浴等につき合わされ 勉強をする時間はなくなり上手くなるのはツッコミばかり。 初めて仏様に救われたのは第一巻130ページ(笑) 別の意味で悟りを開きそうになる空人。 信ずるものは救われるのか・・。 <<12>>
聖書やブッダの伝説を元にしたキャラクターが多数出てくるので、それらをネタにしている点も面白いのですが、その上で、ブッダとイエスが立川のアパートに住んでたり、ブッダがオカンのようだったりという設定が面白いです。 イエス本人はネタにしてるけど、周りが笑えないブラックジョーク?もあったり笑 穏やかに笑える、知的なギャグ漫画という表現が適切な作品だと思います