概要
北九州市は九州の玄関口として古くからアジアに開かれ、盛んな文化交流の中で多彩な才能を輩出してきました。 その国際的な風土と、国境を越えてグローバルに広がる漫画のパワーに注目して、世界の様々な漫画を紹介する「北九州国際漫画祭」。3回目となる今年は、フランスの漫画と日本の漫画を融合した新たな表現とも言える、トニー・ヴァレントの『ラディアン』と、多様な文化が混交する中で独自の表現を生み出したインドネシアとマレーシアの漫画についてご紹介します。 また、今回も世界中から多くの作品が寄せられた「第3回北九州国際漫画大賞」の優秀作品展や、総計100名にもおよぶ「北九州ゆかり作家」の最新情報も展示。世界の広がりと漫画のパワーをぜひ感じ取ってください。①フランスからやってきた少年マンガ!「ラディアン」のひみつ展 フランス出身のマンガ家トニー・ヴァレントの『ラディアン』は、彼がこよなく愛する日本の少年マンガのテクニックをふんだんに取り入れた冒険ファンタジー作品です。NHK・Eテレで放送中(毎週土曜17:55から)のアニメも好評なこの『ラディアン』について、キャラクターの魅力や作画テクニックについてなど、マンガの複製原画展示と共に解き明かします。 ②インドネシア・マレーシア漫画展~混じり合う文化・変わりゆく漫画~ インドネシアとマレーシアにおける漫画文化の最新動向を紹介します。この両国はいずれも、歴史的に様々な民族・文化・宗教が混じり合い、漫画についてもハイブリッドな表現が生まれています。多文化国家ならではの新たな表現をお楽しみください。 ③第3回「北九州国際漫画大賞」優秀作品展 北九州市主催の国際コンクールに、世界中からよせられた4コマ漫画作品から、一般部門・ジュニア部門それぞれのグランプリなど各受賞作品を中心に、優秀作品およそ100点をご覧いただきます。今回は応募総数1784点で、うち1010点が海外からの応募でした。