終了
第68回特別企画展 石ノ森章太郎とジュン展
2018年1月25日〜4月8日
石ノ森萬画館
石ノ森章太郎は生涯を通じてマンガの可能性を追求し続けた“萬画家”でした。 それまでタブーとされていた新しい分野にも次々と進出し、その新しさゆえに“難解”とされ、打ち切りになる作品もありました。石ノ森のそうしたマンガへの深い愛情と執着を強く感じられる作品の一つに『ジュン』があります。 『ジュン』がはじめて掲載されたのは、1967年に手塚治虫が創刊した「COM」で連載された『章太郎のファンタジーワールド ジュン』でした。セリフがほとんどなく、絵とコマ割りの流れからイマジネーションだけで読ませる、前衛的なマンガ表現が大きな話題となり、第13回小学館漫画賞を受賞しました。しかし、世間が“新しい”といったその技法は、石ノ森が『ジュン』以前から試みていたもので、「やっと時代に受け入れられた」そう表現するのが正しいのです。 長年、自らの心の隅にくすぶっていた様々な表現技術への挑戦が爆発したかのように、石ノ森の感性によってのびのびと描かれるファンタジーワールド。そこには、石ノ森の少年の日、青春のメモリアルがぎっしりと詰め込まれ、主人公の“ジュン”は、石ノ森の分身ともよばれる特別なキャラクターとなっていきます。 本展覧会では、『章太郎のファンタジーワールド ジュン』をはじめ、以降複数の雑誌で連載された『ジュン』シリーズの貴重な原画を多数展示いたします。また“ジュン”を通して、石ノ森作品やその歴史を旅することで、萬画家・石ノ森章太郎自身についてもご覧いただくことができます。 ——さあ、“ジュン”と一緒にイマジネーションの旅へ!!
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概要

石ノ森章太郎は生涯を通じてマンガの可能性を追求し続けた“萬画家”でした。 それまでタブーとされていた新しい分野にも次々と進出し、その新しさゆえに“難解”とされ、打ち切りになる作品もありました。石ノ森のそうしたマンガへの深い愛情と執着を強く感じられる作品の一つに『ジュン』があります。 『ジュン』がはじめて掲載されたのは、1967年に手塚治虫が創刊した「COM」で連載された『章太郎のファンタジーワールド ジュン』でした。セリフがほとんどなく、絵とコマ割りの流れからイマジネーションだけで読ませる、前衛的なマンガ表現が大きな話題となり、第13回小学館漫画賞を受賞しました。しかし、世間が“新しい”といったその技法は、石ノ森が『ジュン』以前から試みていたもので、「やっと時代に受け入れられた」そう表現するのが正しいのです。 長年、自らの心の隅にくすぶっていた様々な表現技術への挑戦が爆発したかのように、石ノ森の感性によってのびのびと描かれるファンタジーワールド。そこには、石ノ森の少年の日、青春のメモリアルがぎっしりと詰め込まれ、主人公の“ジュン”は、石ノ森の分身ともよばれる特別なキャラクターとなっていきます。 本展覧会では、『章太郎のファンタジーワールド ジュン』をはじめ、以降複数の雑誌で連載された『ジュン』シリーズの貴重な原画を多数展示いたします。また“ジュン”を通して、石ノ森作品やその歴史を旅することで、萬画家・石ノ森章太郎自身についてもご覧いただくことができます。 ——さあ、“ジュン”と一緒にイマジネーションの旅へ!!