完結したマンガの感想・レビュー16053件<<477478479480481>>学園ものらしい物語。ピーチガール 新装版 上田美和Pom もも、サエ、とーじ、カイリを中心とした学園ライフストーリー。 恋愛あり、ハラハラしたり、ホロリと涙したり、とにかく面白くて続きも気になるのでサラッと最終巻まで読んでしまう。 ももが最後に選ぶのは誰なのか。。?! とゆうところも見どころの一つかも。日本返還前の沖縄を舞台にしたある悲劇オキナワ 中沢啓治マウナケア日本返還前の沖縄を舞台にしたある悲劇。米軍に対する親子の心情を通して、沖縄に存在する基地・米兵の問題を描いているのですが、とても40年以上も前の話とは思えず、現在でもありそうな内容です。確かに米軍の沖縄住民に対する意識は変わってきているのでしょう。しかしながら現在でもそれらの問題はあって、そんなニュースを耳にするにつけて思うことと同じものを、漫画からも感じてしまうのです。この理不尽さに逆らうことはできないのかと。米軍がらみのイザコザがあると、なぜ沖縄の人たちは、ああも被害者意識を持って敵意をむき出しにするのか。今でも薄れる事のないアメリカに対するアレルギーの理由が、この短編からは伝わってきます。ほか「冥土からの招待」「うじ虫の歌」というインパクトのあるタイトルの作品も収録。同様に沖縄と反戦をテーマにした話ですが、こちらは必ずしも反米だけではない視点で描かれているのが興味深いです。日本人はどっちの味方をすれば良いのかな?極東事変 大上明久利まさお終戦の日本をモチーフにした漫画。主人公はアメリカの味方。敵は旧日本軍の残党。残党は不器用だなって思うのは、自分が一体何人なのか少し不安になる。日本のアメリカ化は意外と進んでるのかもしれない。12歳。を32歳が読むとどうなるか12歳。 まいた菜穂やむちゃ きつい。 ひたすらきつくて読み進めることが困難な状態になってしまいました。 普段少女漫画をあまり読まないのもあると思いますが、、 「小学生の恋愛」って今普通なんでしょうか…?もうその段階でついて行けないんです。気恥ずかしいとかじゃなくて…なんか…タブー的な、見てはいけない壁を感じるし、脳が拒否してしまいました。 つまり、娘の気持ちがわからない親世代が無理に理解しようとして読むとダメージが大きすぎるからやめた方が良いということです。 絵は可愛いし人気作なので、この世代にはとても響くのだなと考えると、自分の老化した感性に悲しくなりますね 真島ヒロオールスター漫画がマガジンでスタート!Mashima HERO’S 真島ヒロ名無し10月16日(水)発売の「週刊少年マガジン」48号より、真島ヒロ3大作品『RAVE』『FAIRY TAIL』『EDENS ZERO』のキャラクターたちが、時空を越えて大集結‼ https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156698006351 【週刊少年マガジン公式サイト】 https://shonenmagazine.com/info/entry/20191016herosおめえの席ねえからライフ すえのぶけいこさいろくドラマの方のワンシーン「オメェの席、ねえから!」がとんでもないインパクトで、ニコニコ動画をはじめとしてネタ動画業界の一斉を風靡した元の作品。 イジメを題材にした作品でメジャー誌(?)で20巻まであるっていうのは類を見ないし、イジメ系マンガ?の火付け役ではないだろうか。 最近のイジメマンガに比べると「マンガ的なぶっ飛んだありえなさ」はあんまりないけどリアリティがあって恐ろしい。 ちょっとでも読んだら主人公のためにも最後まで読んで消化してあげてほしい。これを見た人は全員買ってください(懇願)別式 TAGROsogor251巻の段階では「お江戸ガールズコメディ」ってコピーだったんですよ。これがたった4巻でこれだけ完成された人間ドラマを見せる時代劇に変容しようとは。3巻の終わりから続くこの展開の盛り上がりはただただ圧巻と言うしかない。1巻でも若干布石っぽいのはあったけど基本コメディ路線、巻が進む毎にドラマ性が強くなってくる、色んな要素が入りすぎてTAGROさんがこれまで培った手法やアイデアを全部ぶつけて描いてらっしゃるのではと思うほど。 3巻発売の辺りからか、売り上げが芳しくないのかTAGROさんがtwitter上で全力の広報活動を行なってらっしゃいました。正直、この作品が売れないと、作者側からのSNSを使った宣伝活動の努力の限界を見せつけられてしまっているような気がするので、何とかして売れてほしいのです。読めばわかります。 短編としても秀逸だが、本領は……メランコリア 道満晴明名無し奇才、道満晴明の本領発揮作。他の作者には描けないだろう独特の雰囲気を持つ26の短編が連なり、一つの円環を作り上げる。道満晴明の絶妙な肩透かし感、ナンセンスさ、そして大きな物語のカタルシスまでを味わうことができる。おすすめ。飲んでポア~ンと酔ってこそ、酒なのかものんdeぽ庵 イタバシマサヒロ なかはら・ももた名無し自分は酒好きではあるが、 酒の味が判っているという自信は無い。 利き酒で銘酒を飲み分けられる舌も持たないし、 そもそも銘酒を飲み比べた経験も乏しい。 かといって酔っ払って気分が良くなればいいからと、 安酒をチャンポンでガブ飲みする訳でもない。 一番好きな酒、一番美味いと思う酒をあげるなら、 汗をかいた後のビール。 そして気心の知れた居酒屋で適度に会話したり 店の雰囲気を味わいながら飲むビール。 そしてビールにあう肴が食べられれば嬉しいと感じる。 それでも「のんdeぽ庵」は、読み始めるまでは 酒や酒肴を扱う漫画としては勝手に軽んじていた。 女性向け漫画らしいし、どうやら 女性が女性向けに経営している酒と食の店、 創作酒肴料理の店、オシャレな店、 そんな店を舞台にした感じの物語らしかったので。 もっとハッキリ言えば、 いかにお酒を明るく楽しくオシャレに味わうかを追求した 軽い内容の漫画なのだろうな、と想像していた。 実際に読んで、そう感じる面も一部にあったが(後述)、 意外に感じた点も多々あった。 ・思ったより日本酒、焼酎等に関する本格的な話が多いこと ・酒と肴自体の美味さも重視はしているが、飲食したうえでの 酔ってポワ~ンとなる感覚を重視していること ・疑問点もアルが、商売としての居酒屋、酒屋、酒蔵の経営に つっこんだ話題がわりとあること などだ。 そして意外なほどに自分の酒の飲み方と比較してみて 考えさせられる内容だった。 オシャレ感覚漫画どころか、寧ろ自分なんかよりも よっぽど酒と肴を味わっている漫画なのでは無いか? そう思わされた。 ただ美味しいだけ、なら色々な食べ物が世の中にある。 ポワ~ンと酔い気分になる美味しさがあり、 それを味わってこその酒食・酒席・飲み屋なのではないか、と。 自分はまだまだ本当の酒の味を、味わい方を、 最高のポワ~ンとなる気分を勿体無いことだが いままで味あうことはなかったかもなあ、と そう考えたりもしてしまった。 ただ、後述すると この漫画に出てくる料理は 「ホントに美味いのか?酒と合うのか?」 という疑問も感じた。 なんだか洋風傾向のオシャレな創作料理が中心で、 やたらと濃い味にしている感じの料理だったり、 ちょっと高級な食材だったり馴染みがない味付けを した料理が多い感じで、自分には 登場する料理の味が想像しがたかった。 別の意味で「ポワン」とした疑問も感じた(笑)。 そのへんは、やはり自分がオッサンなんだから なのかもしれないが。 漫画の神の片鱗が垣間見える一作罪と罰 手塚治虫TKD@マンガの虫ドフトエフスキーの同名小説を手塚治虫が漫画化した作品ですが、まず驚くべきことは文庫本で約1000ページ以上ある原作を実験的なコマを使った省略方法や圧倒的な構成力でたった131ページにまとめ上げているという点です。 ストーリーや登場人物の役割などを一部アレンジはしていますがおおよその筋道は追えるようになっており、またストーリーを追うだけでなく登場人物たちの切迫感や物悲しさをあくまで子供に読んでもらうためのものなのでコミカルな描写も入れながら構図やセリフで見事に表現しています。 特にラストの見開きページでは、それまでの主人公ラスコルニコフの個人的な物語から視点が広がり世界全体の様子が描かれますが、これを絵の力のみで悲劇的にも喜劇的にも取れるように描いており、手塚治虫の表現者としての圧倒的な才能を垣間見ることができます。 私は先に原作を読んでから今作を読みましたが、未読の方でも全く問題はないと思います。また、原作を読んだという方にも手塚治虫が罪と罰をどのようにまとめあげたのかという点と原作とは違ったラストをどう読み解くかどういう点でも非常に興味深い作品になっています。 娯楽の中に含まれている道徳的なもの。エスパー魔美 藤子・F・不二雄アリクイ昔何度も読んだマンガ。あらためて読んでみると主人公魔美と仲が良い高畑さんが自分に超能力があると勘違いし、色々試行錯誤をした結果超能力を持っているのは魔美の方だと分かり涙を流す場面や、意地汚ない性格の女性が絵に描かれた風景を観て泣き「昔のあの日は買えやしない…」と語る場面など、時々人間の深い部分に見て触れることができるなと。ケストナーや赤川次郎の小説を読んだみたいな感覚がある。作品内の娯楽の中に道徳的なメッセージもあるような。その部分が著者からのおしつけ的なものではなく気持ちにスッと入ってくる感じ。超能力プラス人情のマンガかなと。完結しちゃった学び生きるは夫婦のつとめ 小雨大豆さいろくWEBで追っかけてたマンガの一つ。 毎日の楽しみだったのだけど後半は数日でまとめて数話投稿みたいな感じになって少し不安を感じていたが案の定、締めくくられてしまいました。 日課として楽しみだったから残念という気持ちは強いんだけど、締め方はまぁまぁよかったのかなぁと。ネタバレはしないようにしときますが。 高校生のうちにガンになってしまい、入院先で出会ったロシア人の同い年の少女ポーニャと結婚する事になったオトとその周りの日常生活を描く4コマ漫画でございます。 小雨大豆センセーは絵が可愛くて好きだけど、すごくマンガ的表現が古いとこがあるのでそこがちょっと残念。ギャグが古いとかなら全然いいんだけどちょっとおセンチなシーンとかへの導入が置いてけぼりにされる時があるのよね…子供も大人も一緒に読んで成長できるマンガすみれファンファーレ 松島直子starstarstarstar_borderstar_borderかしこアニメにしたらいいんじゃないかな?今の時代の日曜日の夕方にぴったりな気がする。 小学4年生のスミレちゃんが主人公。両親は離婚していて今は料理人のお母さんと二人で暮らしている。メガネをかけてるけど実はハリーポッターに憧れてかけ始めた伊達メガネ。将来の夢は小説家。スミレちゃんもユニークな性格をしているけど、ロシア人の転校生ソンチェフ君や、マンガ家のお姉さんとか、スミレちゃんの周りの人達も同じくらいユニーク。それぞれに色んな事情を抱えてて、泣きそうになるエピソードもあるんだけど、いつも前向きな捉え方をして終わるのがいい。子供も大人も一緒に読んで成長できるマンガだと思います。 一番最初のエピソードが再婚して広島に暮らすお父さんに会いに行く話なんだけど、最終話もそこに繋がるのが自分はとても好きでした。 華道に生きる「道」を見つける百花日和 埜納タオ 槙佑子あうしぃ@カワイイマンガ専門学校いけばな芸術コースの学生達は、2年間でそれぞれ、花に関する職を見つけて羽ばたいていく。そんな中、頑張り屋の南侑生だけは、何かに迷っていた。彼女の進む道とは……? ----- 全3巻のうち2巻を使って、クラスの面々が躓き、悩み、それでも前を向いて、花を生けることと進路に取り組んでいく、群像劇が繰り広げられる。 専門学校や大学に通ったことのある人なら、クラスメイトの描写は、こんな適当な奴もいたなぁ、などとリアルに感じられるだろう。 花の仕事のリアルも描かれて面白く、立ち向かう生徒達の、元気でわちゃわちゃした雰囲気で進行していく1、2巻。 3巻になり、南が皆とは違う進路を選ぶと、次第に雰囲気が変わる。 人に道を示し、体現してみせる立場を目指す南。いつもドタバタしていた彼女が、次第に迷いを捨て、凛とした雰囲気を醸し出すようになると、途端に画面が引き締まる。 更に高め合う存在に出会うと、交わす言葉の志の高さと共に、見開きがぐんぐん詩的になっていく。 感性はあれど不器用な人が、人より少し遠回りでも、確かな「道」を歩き出すまでを紡いでいくこの作品。 特に3巻は、見開きが平安絵巻のように流麗!その美しさは連載中(2019年現在)の『夜明けの図書館』でも健在!お嬢様スクールギャグが復刊笑える子羊<完全版> 岡本健太郎starstarstarstarstarひさぴよ「山賊ダイアリー」の作者・岡本健太郎氏が、猟師になる以前にヤンマガで連載していたギャグ漫画。お笑いに慣れてないお嬢様同士が漫才するというシュールなノリが好きでした。単行本もいまだに持っていて、1巻以降の続きがいくら待っても出なかったんですよね。ずっと復刊を望んでいた作品なので本当に嬉しい。表紙から①の数字が消えてなくなりましたが、未収録回が追加されページ数も増え、完全なる復刊がなされました。もう感謝しかありません。とりあえず未読の人は、一話試し読みしてみて、このノリが合うか確かめてから買うのが良いでしょう。神の御業きりひと讃歌 手塚治虫(とりあえず)名無し手塚治虫を初めて読むという人に、なにを薦めればいいだろう。 どう考えても最高傑作の『火の鳥』か、面白いってことなら抜群の『ブラック・ジャック』や『三つ目がとおる』か、そりゃあやっぱり『鉄腕アトム』か…。 まあ、どれでも良いんですけどね。 「天才といえるのはダ・ヴィンチと手塚治虫だけ」(立川談志)で、「手塚のほかに神はなし」(関川夏央)なんですから。 なんつっても「神」ですよ。 その全作品が漫画の「聖書」なんです。 とりあえず、ここでは神のダークサイドを薦めましょう。 だって、黙示録だって聖書ですからね。 『きりひと讃歌』。 ダークですよ。暗すぎです。すごいです。 『ばるぼら』『奇子』『MW』…ヤバいほどにダークな傑作がたくさんあるんですが、手塚本人が「自分で自慢できるものといえばアンハッピーエンドだ」と言っていたわけで、神が「暗い」漫画を指向していたことは、何度でも確認しておいたほうがいいです。 『きりひと讃歌』を読みましょう。 これが漫画の聖書ですよ。 忘れてはいけません。 羽海野ファンでもファンでなくても絶読した方がいい!!スピカ ~羽海野チカ初期短編集~ 羽海野チカ猫あるくあったかいし、泣かせるし、巧いし、引き出し多すぎですよ! 表題作の「スピカ」いいわ〜♪ 3月のライオンは読むのにグッと力を入れてから読むんだけど、この短編集はスッと気楽に読めるのでめちゃくちゃオススメです♪ 羽海野先生の良さ全開の宝石箱みたいな短編集です。 深く美しき未知深く美しきアジア 鄭問 徳田隆(とりあえず)名無し『東周英雄伝』の鄭問(チェン・ウェン)の訃報は、一昨年のことだったか。 とんでもない「絵」を持った漫画家だった。 今さらだが、心から哀悼の意を捧げたい。 80年代後半から90年代前半、講談社のモーニングは、かなり精力的に海外の漫画を掲載していて、その野心的な試みは、今もバンドデシネ(フランスの漫画)のフィールド等では結構伝説的に語られることがあるのだが、そうした中で、もっとも衝撃的だった才能こそ、鄭問だった。 「こんなに絵の上手い漫画家が、台湾にはいるのか!?」と圧倒されたのを鮮烈に覚えている。 西洋画の奥行きを自家薬籠中のものにしながら、東洋の伝統的な水墨画のテイストを自在に操るその驚異の筆使いは、日本の漫画読者の芯を直撃しつつ、激しく揺さぶってくる。 本当に惚れ惚れする。 その作風からすれば、かなり手堅い印象の企画である『東周英雄伝』の好評を受けて始まった本作『深く美しいアジア』は、オリジナルのファンタジーだ。 世界設定は大陸的な伝奇物テイストでかなりブッ飛んでいるし、ナンセンスな味わいもあって、一筋縄ではいかないこの漫画家の器の大きさが感じられ、とても楽しい。 すごい漫画家が、世界にはいっぱいいるんだなあ。こういう話を読みたい時があるロマンス タムくんのラブストーリー ウィスット・ポンニミットhysyskシリアスな大人の恋愛でもなく、ちょっとエロいラブコメでもなく、ファンタジックでロマンチックな恋愛。人間が有史以来営んできて、これからも続いていくような…。いい歳こいたおっさんが声を大にしてこれを好きだというのは気恥ずかしさがあるが、表題作の『ロマンス』がとても良くて、心が洗われる。描き下ろしの『ラブ・エレベーター』もめっちゃわかるな〜という感じで、失恋したり歳を重ねたりすることも悪くないと思える小品が詰まっている。 タムくんの作品解説も面白くて、タイのバスのルール(座る人が立ってる人の荷物を持ってあげる)は素敵だなと思った。 アニメ映画化するので読み返そうどうにかなる日々 志村貴子名無しどどどどの話が映画になるんだろう… どちらにしろ読み返そう。 https://twitter.com/dounika_anime/status/1197077496295911431リアル一休さん!一休伝 小島剛夕 佐々木守 水上勉starstarstarstarstarひさぴよ「一休さん」の愛称で親しまれ続けてきた一休宗純の人生を、誕生から亡くなるまでの生涯を描いた作品。一休さんといえば、頓知話が有名ですが、いずれも小坊主だった時代の説話であり、一人の修行僧となって以降は、どのような人生を送っていたのか?いろいろと知らない事だらけです。この本を読めば、生涯をかけて「禅宗」と向き合い続けてきた一休さんのリアルな姿が見えてきます。 一休さんを描いた自伝的作品は他にも坂口尚の「あっかんべェ一休」など、いくつかあり、どの作品を最初に読むか迷いました。電書化されてない「あっかんベェ〜」は、古本で買うしか無いということで、まずは小島剛夕先生の「一休伝」を最初に読んだ感想になります。 「一休伝」では、幼い一休が天皇の実子であった、という説をベースにしています。血統が良いどころの話じゃありません。劇画タッチながら、画面全体に高貴な雰囲気が漂っています。 時代は南北朝時代。 母親は南朝の家系で、暗殺を恐れ一休をお寺に預けて育てることに。 出自エピソードが語られ、坊主として修行を積むまでが第1巻。この巻で、橋やら屏風やらの有名な頓知話が登場します。 ここからが本番。 修行僧として成長するにつれ、欲にまみれ腐敗した環境に嫌気がさした一休は、寺院を飛び出します。 そして野生の中で「純粋禅」なるものを探求する”謙翁”という師と出会い、弟子入りすることになります。ここから厳しくストイックな修行の日々が続くわけですが、一休のように謙翁師の思想に感銘を受けること必至です。 師が亡くなってからの一休は、ツテを頼って高名な禅僧の寺へ入ります。そこでも下らない権力争いが横行していることに絶望します。 一休は俗世の中に救いを見出そうと、寺から町へ降りて、いろいろと理由をつけて遊びに通うことに…。 女遊びが激しくなり、ゆきずりで子ども作ったり、修行が大事だから母子は面倒見れないと言い放ったり…とクズ男になってしまい残念。 その後は偉い人に取り入って出世して、沢山の弟子を持ち、権力者になってからは、あまり感動はないというか淡々と展開します。 史実に忠実であるため、後半は読み進めても盛り上がりには欠けるのは仕方ない所。振り返ると、謙翁師と修行していた時期が一番輝いてたと思います。 全体的に堅い内容ですので、歴史、伝記モノが好きな人向けです。カードゲームマンガとしても秀逸Wizard’s Soul 秋★枝名無しこのマンガ、カードゲームの世界の描き方がかなりリアルだなと思いました。 ショップの雰囲気とか、戦術への感触とか…。 パーミとかカウンターって別に当たり前の戦術なんですけど、ビミョーな印象の悪さがある感じとか、カードやったことある人だったら「あ、あぁ〜〜〜ッ!!」ってなる瞬間がとめどなく押し寄せてくるような。 多くのカードアニメって主人公が闇堕ちしたときに「そのゲームが楽しい」っていう思いを取り戻す展開があると思うんですけど、これだけリアルな世界観でそれをやられるとちょっとベクトルの違う迫力がありました。 ラブコメの魅力もさることながら、まだあまり知られていない競技カードゲームの世界の魅力と厳しさに触れるのにもいい作品だなと思います。 「調べ物」で市民の人生お手伝い!夜明けの図書館 埜納タオあうしぃ@カワイイマンガ図書館のレファレンス・サービス、それは利用者の「知りたい事」を探すお手伝い。新米司書の葵ひなこは、日々様々な要求に応えるべく奮闘する。見つけた先に、利用者の喜びが待っているから! ----- 図書館にある書籍・資料は、文学から実用、科学から法律、児童書から専門書と多岐に渡る。そのため、図書館には様々な知識を求める人々が集まり、そこでは日々、思いがけず沢山の人生の物語が紡がれる。 苦しみ、切なさ、懐かしさ……多種多様な物語がレファレンス・サービスによって解決する時の、優しい着地と利用者の喜びには、とても感動させられる。 その一方で、利用者から得られる少ない情報、あやふやな記憶を頼りに、膨大な分類をしらみつぶしに当たっていく「レファレンスの苦労」を共に見てきた私達は、そこを乗り越えた司書達の達成感を、一緒に味わえる。 物語の爽やかな終局に似つかわしくない、ギリギリのジタバタっぷりを見せる司書達のあがき。その落差によって最上の「舞台裏漫画」となっている。 巻が進むと、図書館の社会問題への参画も描かれ、図書館の存在意義について、前向きな提言となっている。 図書館と図書館司書を知り、応援する作品として、最高に面白い! 2000年代に華道の作品を描かれた埜納タオ先生。白場が美しい、独特の凜とした画面は、当時から一貫している。最近流行りのギッチリ描き込まれた漫画に慣れた身としては、一周回って新しい!甘酸っぱい幼馴染ラブが一冊に詰まっているあづさゆみ 釣巻和nyae※ネタバレを含むクチコミです。<<477478479480481>>
もも、サエ、とーじ、カイリを中心とした学園ライフストーリー。 恋愛あり、ハラハラしたり、ホロリと涙したり、とにかく面白くて続きも気になるのでサラッと最終巻まで読んでしまう。 ももが最後に選ぶのは誰なのか。。?! とゆうところも見どころの一つかも。