キャプテン翼短編集 DREAM FIELD

キャプテン翼を読破する旅 Ex-2 Stage

キャプテン翼短編集 DREAM FIELD 高橋陽一
酒チャビン
酒チャビン

全2巻の短編集です。収録作品は以下のとおりです。 ■1巻 ①2000 MILLENNIUM DREAM 2000年シドニー五輪に向けて応援の意味で執筆された作品。ゲーム内の架空のできごとっぽい感じで描かれています。メタ的な手法を取り入れられましたね。高橋先生。 シドニー五輪の実際のメンバーにオーバーエイジとして大空くん、日向くん、若林くんが参加して優勝を目指します。ちなみに決勝ブラジル戦の後半翼くんが投入された後の布陣は以下のとおりです。 GK:若林 DF:中田(浩)、松田、中澤 DMF:葵、稲本 OMF:大空、小野、中田(ヒ)、中村 FW:日向 ②ROAD TO 2002 Final Countdown 2002年日韓W杯に向けて応援の意味で執筆された作品。W杯に向けた最終テストマッチで本戦には出場しない(予選落ち・・)オランダと戦います。 日本代表はオールキャプつばキャラで、大体いつものメンバーです。 ③GOLDEN DREAM 2004年FCバルセロナの来日を記念して執筆された作品。翼くん所属のバルセロナが来日し、岬くん所属のジュビロ磐田と対戦します。ちなみにジュビロには岬くんのほか、石崎選手と浦辺選手も所属しています。 試合の前、翼くんがジュビロの三人にメッセージを送った際、「岬くん 石崎くん 浦辺!楽しみにしているよ!」と浦辺だけ呼び捨てだったのが印象に残りました。元難波FCの中西も1コマだけ出ています(ベロも出しています)。 ④GOLDEN-23 JAPAN DREAM 2006 2006年ドイツW杯に向け応援の意味で執筆された作品。ドイツW杯の壮行試合として実在の日本代表とキャプつばオールスター(いちおU-23日本オリンピック代表となってます)が戦います。翼くんたちを物差しにすると川口選手や小笠原・高原あたりのスゴさが際立ちます。 ⑤25th ANNIVERSARY ヤンジャン読者による人気投票で選ばれたメンバーによる日本代表 vs 世界選抜。スタメンは以下のとおりです。 世界選抜 GK:ミューラー DF:ジェンティーレ、肖、ピエール、カルツ MF:レヴィン、ディアス、リバウール FW:ナトゥレーザー、サンターナ、シュナイダー 日本代表 GK:若林 DF:三杉、次藤、早田、井沢、 MF:松山、葵、大空、岬 FW:日向、新田 お祭り感たっぷりで、ボリュームも一試合で100ページちょっとなので、サクッと楽しめました!

ふしぎなメルモ

とってもメルヘン

ふしぎなメルモ 手塚治虫
酒チャビン
酒チャビン

亡くなってしまったお母さんから、年齢を変えられるキャンディーをもらったメルモちゃんのお話です。青いのは大人に、赤いのは子供になります。 冒頭お母さんが亡くなって天国に行った際に、天界の住人(かみさま?)に対してメルモがかわいそうだ心配だと訴えたのに対し、「じゃあその子を大人にして生活させれば良い、このキャンデーを娘に渡してきなさい」と言いますが、このシーン結構シリアスだと思うのですが、かみさま?が終始満面の笑顔なのがシュールでした。 大人になるときは、いろいろな職業にもなれる設定なので、それが話のバリエーションになっていて、飽きずに楽しめます!たまにこういう作品を読むと、童心を取り戻せて良いですね! ちなみにメルモちゃんがアニメになっていたのは知っていたけれど、子供の頃みたことがなかったのですが、サザエさんの裏番組だったようで、視聴率は芳しくなかったようです。恐るべし、サザエさん。 ちなみにこの文庫全集verだと以下の作品も併録されていますのでちょっぴしお得です。 ■ぽっかち ■カンパチ ■パンサーを探せ ■ワンサくん ■海のトリトン(たのしい幼稚園版) ■ちっぽくんこんにちは(絵本版) ■ちっぽくんこんにちは(二年の学習、三年の学習版)

激烈バカ

マガジン黄金期における一服の清涼剤!

激烈バカ 斉藤富士夫
酒チャビン
酒チャビン

1990年代初頭、ぼくの周りは猫も杓子もマガジン!みんなマガジンを読んでいました!そのころのマガジンで一際異彩を放ち、一部の人たちから熱烈に愛されていたギャグ漫画がこちらの作品です! 同時期に連載されていた作品は、  ・はじめの一歩(森川ジョージ先生)  ・金田一少年の事件簿(さとうふみや&天樹征丸先生)  ・カメレオン(加瀬あつし先生)  ・湘南純愛組!(藤沢とおる先生)  ・疾風伝説特攻の拓(所十三&佐木飛呂斗先生)  ・将太の寿司(寺沢大介先生)  ・シュート!(大島司先生)  ・破壊王ノリタカ!(刃森尊&村田ひでお先生)  ・名門!第三野球部(むつ利之先生)  ・MMR マガジンミステリー調査班(石垣ゆうき先生)  ・BOYS BE…(玉越博幸&イタバシマサヒロ先生)  ・スーパードクターK(真船一雄先生)  ・風のシルフィード(本島幸久先生)  ・少年よラケットを抱け(ちばてつや先生)  ・Jドリーム(塀内夏子先生) やばすぎる・・・・ このラインナップの中で連載が続いたというだけでも、それだけで名作の証といえましょう。 スタイルは4コマとかそういうショートなもののギャグもので、ページ数も少なかったです。あと確か必ず掲載順はラストだったように記憶しています。 絵柄はそれほど上手くない(しっ、失礼します)劇画調で、基本しょうもない(すっ、すいません)ギャグ!下ネタも当然アリです!!! 個人的に記憶に刻まれているギャグは「なんちゃって〜〜カクカクカクカク」ですね! ちなみにコミックスがなぜか数あるマガジン連載作品の中で唯一ワイドコミックスで出ていて、私の本棚だとアシベくんの隣に並んでいました。

BAD BOYS

弟が大好きで私もハマった隠れ良作!

BAD BOYS 田中宏
酒チャビン
酒チャビン

ネットもない時代に、弟がどこから情報を仕入れてきたのか不思議なのですが、ヤングキング(少年画報社)で連載していた本作の単行本を全巻買ってきました。 「ヤングキング」も「少年画報社」も初めて聞く単語だったし、あまり当時メジャーな作品ではなかったので、そこまで期待はしてなかったのですが、ある時学生特有のあまりのヒマさに手に取ってみることに。 ぶち面白す!!! ギャグとシリアスなシーンとのバランスが素晴らしいですね。ギャグも面白い!しかもヤング誌連載だからか話が時々かなり刺激的で、それもちょっぴり大人を感じさせられて思春期の私の心にグサリときました。正直同時代に少年誌で連載されていた他のヤンキー漫画の何百倍も面白いと感じ、友達にも「えっ、まだ〇〇(ヤンキーマンガ名)読んでんの??」とだいぶイキがってしまってました。 舞台が広島で「ぶち」「じゃけえ」などの方言が多用されており、そのおかげで大学入学後、広島出身の人とすんなり友達になれた、ある意味恩人的なマンガです。 マイナーなマンガだとばかり思っていたのですが、先ほどググったら、なんと実写映画化されていたのですね・・・まぁ面白いので当然です。

キャプテン翼 GOLDEN-23

キャプテン翼を読破する旅 5th Stage

キャプテン翼 GOLDEN-23 高橋陽一
酒チャビン
酒チャビン

さて前作でエル・クラシコを制した1週間後、翼くんたちは新たな目標としてオリンピック制覇を掲げます!!! 良いのですが、続編の難しさをひしひしと感じます・・!!!!やはり当初予定してなかったものを続きとして描くというのはなかなか大変ですね。元々の作品で大体最強の敵を倒してジ・エンドとなるので、その続きには元の作品のラスボス以上の敵を出さざるを得ないので、それが難しい!! 翼くんたちは各世代のトップの大会で優勝してきているので、ここへきて基本的には同世代との対決となるオリンピックだと、正直勝って当たり前のような気がしてしまうのですよね・・。だけど話的には苦戦しないと面白くならないわけで、そこが難しい!! そして前作も気にはなっていたのですが、テンポ・・・。 まっ、まあ私は翼くんたちの必殺技が見られるだけでも楽しいので、読んで良かったです!!! 全12巻で予選突破までしか描かれてませんが、最終巻には読切も掲載されてますよ!!! あと別件ですが、キャプテン翼は色々なシリーズが出ていて、その順番や関係性が分かりにくいなと思ったので、まとめておきます。 ①キャプテン翼 ②キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース ③キャプテン翼 ワールドユース編 ④キャプテン翼 ROAD TO 2002 ⑤キャプテン翼 GOLDEN-23 ⑥キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ ⑦キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA ⑧キャプテン翼 ライジングサン

キャプテン翼 ワールドユース編

キャプテン翼を読破する旅 3rd Stage

キャプテン翼 ワールドユース編 高橋陽一
酒チャビン
酒チャビン

あの翼くんが帰ってきた!!と言っても、連載が始まったのは1994年とのことで、わたしはマンガよりも音楽などにうつつを抜かしていた時代でして、リアルタイムでは読んでいませんでした。 ただ、その後某キャプつばのソシャゲにハマったことがあり「サンターナ」(UR)って誰やねん!ということで、思い入れを作るためにマンガ喫茶にて読みました。最初はイタリアに行った葵新伍が主人公だったので少々戸惑いましたが、ジノヘルナンデスが出てきたあたりでかなりテンションが上がりました。 葵新伍の話(in Italia) ↓ 翼とサンターナの話(in Brazil) ↓ アジアユース ↓ ワールドユース と話は進みます。キャプテン翼(無印)では中国とかサウジとかアジアのライバルが出てこなかったのですが、それがアジアユース編で出てきたので、作品に彩りが加わったと思います。 あと別件ですが、キャプテン翼は色々なシリーズが出ていて、その順番や関係性が分かりにくいなと思ったので、まとめておきます。 ①キャプテン翼 ②キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース ③キャプテン翼 ワールドユース編 ④キャプテン翼 ROAD TO 2002 ⑤キャプテン翼 GOLDEN-23 ⑥キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ ⑦キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA ⑧キャプテン翼 ライジングサン

豊臣秀吉

横山先生による豊臣秀吉

豊臣秀吉 横山光輝 山岡荘八
酒チャビン
酒チャビン

原作は山岡荘八先生の小説のようです。全7巻なのですが、前半生に重きが置かれており、特に子供の頃から墨俣城の築城くらいまでをしっかりと丁寧に描かれています。それがとても新鮮で、知らなかった情報もかなり入っていてすごく楽しめました! 柴田勝家さんを倒したあたりで終わってしまったのが心残りです。最後のコマで「晩年の秀吉はあまり良くないこともあった」みたいな締めをされていたので、そういった部分を描写するのが忍びなかったのかもしれません。 そういった負の部分に目を瞑って、いい感じに描くこともできたはずなのに、それをしないところが横山先生の美徳だったのでしょうか。潔す!! 全編を通して秀吉は頭が切れる弁舌家として描かれてますが、それが少し鼻につくことがありました。たまに出てくる寧々様が嗜めてくれ、道を外さずにやってこれたのですが、それがすごく良いです。豊臣秀吉さんがあそこまで立身出世なすったのは、ひとえに寧々様のおかげだと感じました。 あと蜂須賀小六さんが知略の男として描かれているのもビビりました。完全に猪武者の張飛タイプだと思っていたので。信長の野望 戦国群雄伝でも政治28でしたからね。。

キャプテン翼

初めて1巻から揃えたマンガです!

キャプテン翼 高橋陽一
酒チャビン
酒チャビン

小さい頃は、コミックスを買ってもらうときに、つい表紙に惹かれて、書店で平積みになっているものを買ってしまっていたので、どうしても最新刊ばかりを買って、それまでの話を知らずに読んで、それでも大満足だったのですが、キャプテン翼は、私にとって、そうではなくて、1話からちゃんとストーリーを追いたい!と思わせてくれたマンガです!!! めちゃハマりましたね。部活や少年団などでサッカーをやろうとは残念ながら思わなかったのですが、遊びでは当然サッカーに夢中でした! 子供の頃は翼くんたちが弱小チームから努力して強くなって、全国制覇をしていくというのにものすごくワクワクしていました。全国大会という響きと、ご当地要素が入った各県の代表がたまらなくワクワクさせてくれたんですよね〜〜。敵だった修哲小のみんなが南葛SCで仲間になる展開もアガる〜〜。(敵が味方になるのは、少年マンガの定番ですが、私はウォーズマンと若林くんでその味を覚えました。) ただ、大人になって再読してみたら、結構人間ドラマも泣ける・・・!!!特に、小学生時代の全国大会準決勝で、ガラスのエースこと三杉選手が率いる武蔵FCと南葛が対戦した際、翼くんと三杉くんの上空にボールが上がるのですが、三杉くんはその直前の巨漢・高杉のタックルによって一時的に目が見えず、ボールを見失います。その時!!!!ちょっと翼くんともいい感じだった武蔵FCのマネージャー(すいません、名前ど忘れしました・・)が「キャプテン(三杉くんのことです)!ボールはあなたの右斜め前です!」と叫ぶシーン!!延長となり三杉選手の心臓も限界を迎える中!!!しかも生憎の雨!!のこり2分!!すっごく魂が震える名シーンでした。(伝わりにくいと思いますので、気になる方は購入をお願いします。) あと一時期マシリトのインタビュー記事を読むのにハマっていた時期があったのですが、その中で、キャプテン翼について、「コマの視点がボールにあることにびっくりした。視点がボールにあることによって、読者は自分がプレーしてるかのように体験することができるところがイイね👍」(要約しました)と激賞されてました。なるほど〜。そういった工夫が大ヒットの陰にはあったのですね〜〜。 あと別件ですが、キャプテン翼は色々なシリーズが出ていて、その順番や関係性が分かりにくいなと思ったので、まとめておきます。 ①キャプテン翼 ②キャプテン翼 ワールドユース特別編 最強の敵!オランダユース ③キャプテン翼 ワールドユース編 ④キャプテン翼 ROAD TO 2002 ⑤キャプテン翼 GOLDEN-23 ⑥キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ ⑦キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA ⑧キャプテン翼 ライジングサン 結構ありました。その他関連作品として以下のものがあります。リメイクは読んでませんが気にはなってます。 ■スピンオフ  ボクは岬太郎  キャプテン翼 MEMORIES ■リメイク  キャプテン翼 KIDS DREAM