生きたいも、好きも、全部君が教えてくれた 身寄りのない子供を戦争用の兵器として育てる学校に通う少女たち。人を殺すための授業、誰が死んでも悲しむことさえままならない日常。自分の境遇を受け入れられずにいる14才のシーナはある夜、血まみれの小さな女の子・ミミと出会った――平穏を願う怖がりなシーナと笑顔で戦争に向かう不死のミミ。死と隣り合う世界で2人の少女が見つけた、あどけない願いの物語。
同室の生活にも慣れ、“友達”となったシーナとミミ。授業も休日も、学校行事でも当然ペア。相変わらずミミは戦争に駆り出され、死の影は常にまとわりつくけれど、2人の距離は穏やかに近づいていった。しかし友達の証としてミミが明かした秘密はシーナに大きな戸惑いをもたらし―― 戦争用兵器として生きる少女たちの生と死と恋。ジャンルレスな才能が描く戦場のガールズラブ、第2巻。
不死であるミミが戦争のたびにボロボロになるまで使われる現実を知ったシーナ。誰も傷ついてほしくない、傷つけたくない、そんな当たり前の願いもこの世界ではわがままになってしまう。せめて無力な自分でもミミのためにできることを探そうと前向きに決意した矢先、クラスメイトのセイランまでもがミミと共に戦争へ行くことになってしまい…
初めて親しい友人の死に直面し感情をコントロールできず暴走するミミ。その痛ましい姿を見ていてもたってもいられなくなったシーナは今何ができるか知るためフラン先生のもとへ駆け込む。そこで、シーナの魔法がかつてミミを生き返らせた母親と同じ属性だと判明し…
自身の魔法が治癒に特化していると知ったシーナは、戦地へは行けなくともミミの役に立ちたいと訓練に励む日々を送る。しかし一方のミミは体が壊れることもいとわず今まで以上に力を酷使するようになってしまう。無茶な戦い方をやめるよう伝えても聞き入れられず、お互いを想うがゆえのすれ違いが生じ…
『きみが死ぬまで恋をしたい』5巻特装版の付録小冊子を電子化したものです。紙の本と同じ内容となります。ご注意ください。
セイランを失って以来胸を塞いでいた悲しみを先輩のエスタに打ち明けられたことでほんの少し前を向けるようになったアリ。シーナとミミもけんかと仲直りを経て、なんとか日常を取り戻しながら少女たちの日々は進んでいた。しかし、シーナの心には大きな変化が。ルームメイトとして、秘密の共有者としてだけではないミミへの想いがふくらんで…
“ともだち”として大切に想っていたミミに抱く感情が変化していることに気づいたシーナは、いつ、どんなふうに伝えるべきかをずっと悩んでいた。そんな矢先、先輩・エスタの悲しい過去を聞かされる。自分たちに与えられた時間が有限であることをあらためて思い知りシーナが選んだ答えは…
一見とある学校を舞台とした普通のシリアス系百合作では?と当初軽い気持ちで手に取り既巻全てを読破した者の感想になりますが簡単に言い表せない濃厚なシナリオ+不穏な世界観に彩られた"きみ死ぬ"の世界観に圧倒され百合漫画総選挙で上位入賞+大多数のアニメ化を求める声に偽り無しと強く実感したタイトルと呼べた名作でしたね まずその世界観についてですが、主人公含めた学生達は皆孤児でその孤児達を集め魔法を学ばせその学んだ魔法を使い戦争の兵士として駆り出すと言う生き死にのかかった不穏な世界観が舞台となっており、主人公のシーナちゃんはそんな世界に馴染む事が出来ずにいた所学校内で最強の魔法使いと謳われるミミちゃんと出会いそこから運命の歯車が回り出す所からこの物語が始まります そこからお互いの役目やこの不穏な世界での生き方について心境の変化やミミちゃんに纏わる秘密や噂の真相が明らかになっていく等の尊くもシリアスな濃密ファンタジー百合が展開されていきますがどの要素も破綻する事なく見事に調和し美しくも儚いと呼べるレベルまでへと昇華したこの作品の沼に捕まってしまいましたね
一見とある学校を舞台とした普通のシリアス系百合作では?と当初軽い気持ちで手に取り既巻全てを読破した者の感想になりますが簡単に言い表せない濃厚なシナリオ+不穏な世界観に彩られた"きみ死ぬ"の世界観に圧倒され百合漫画総選挙で上位入賞+大多数のアニメ化を求める声に偽り無しと強く実感したタイトルと呼べた名作でしたね まずその世界観についてですが、主人公含めた学生達は皆孤児でその孤児達を集め魔法を学ばせその学んだ魔法を使い戦争の兵士として駆り出すと言う生き死にのかかった不穏な世界観が舞台となっており、主人公のシーナちゃんはそんな世界に馴染む事が出来ずにいた所学校内で最強の魔法使いと謳われるミミちゃんと出会いそこから運命の歯車が回り出す所からこの物語が始まります そこからお互いの役目やこの不穏な世界での生き方について心境の変化やミミちゃんに纏わる秘密や噂の真相が明らかになっていく等の尊くもシリアスな濃密ファンタジー百合が展開されていきますがどの要素も破綻する事なく見事に調和し美しくも儚いと呼べるレベルまでへと昇華したこの作品の沼に捕まってしまいましたね