あらすじ

『天才バカボン』『おそ松くん』を生んだ、ギャグマンガの神様の知られざる素顔! 70年代、超多忙なマンガの現場で青春を過ごした若者たちの記録! 初めて語られる赤塚との日々、埋もれていた大量の貴重な写真、爆笑必至のエピソード! メチャクチャで、大爆笑で、そして温かい… 赤塚不二夫とその仲間たちがココに! 元フジオプロアシスタントの筆者による、描き下ろしエッセイコミック!!
赤塚不二夫の旗の下に フジオプロの青春

『天才バカボン』『おそ松くん』を生んだ、ギャグマンガの神様の知られざる素顔! 70年代、超多忙なマンガの現場で青春を過ごした若者たちの記録! 初めて語られる赤塚との日々、埋もれていた大量の貴重な写真、爆笑必至のエピソード! メチャクチャで、大爆笑で、そして温かい… 赤塚不二夫とその仲間たちがココに! 元フジオプロアシスタントの筆者による、描き下ろしエッセイコミック!!

赤塚不二夫の旗の下に フジオプロの青春

フジオプロが一番輝いていた時代を知る

赤塚不二夫の旗の下に フジオプロの青春 てらしまけいじ
ひさぴよ
ひさぴよ

数々の逸話を残す赤塚不二夫のプロダクション「フジオプロ」での日々を回顧したエッセイ漫画です。 主に70年代の思い出が中心です。チーム体制でバカボンのアイデアを練っていたブレーンたち、長谷邦夫、古谷三敏の活躍や、小学館の武居俊樹、五十嵐隆夫などの名物編集者、曲者だらけのアシスタントたちが登場します。タモリとのエピソードも少しだけ出てきます。フジオプロが一番輝いていた時代。 さまざまな媒体でフジオプロの逸話は語られてきましたが、これまでのイメージをさらに上回ってメチャクチャな現場のように感じました。これでよく制作現場が成り立ってたな・・・とあきれるような感心するような。 フジオプロといえばやはり、お酒のエピソードには事欠かない様子。 職場で飲むのは当たり前、仕事終わりはみんな深夜まで飲んで騒ぎます。 迷惑な酔っぱらいでしかないのですが、やることなすこと面白いから許せてしまう所がありますね。叱られたときは「ごめんなさい!永井豪とダイナミックプロでーす!」と騙って逃げるのには笑いました。 漫画内では貴重な写真をはさみながら、東京新宿区の落合エリアの紹介もされていますので、聖地巡礼する際には参考にしたいと思います。 全体的に湿っぽい話はほとんどなく、楽しい気持ちだけが残る漫画でした。 あとがきは、酒の勢いに任せて書いた文章ということですが、ちょっと意味するところが分からない部分もあり、もう少し真面目に締めてほしかったのが正直な所。しかし同時に「これでいいのだ」とも受け取れました。