あらすじ

水木しげるが語る自伝は昭和の歴史と重なっていく。大河漫画「昭和史」第二弾は、日中全面戦争から太平洋戦争へと突入していく時代を舞台に、実体験を基にした過酷な軍隊での話が描かれる。ついに最前線の自然あふれる南の島へと上陸した水木しげる。そこに待ち受けていたのはかつて無い壮絶な経験だった……。★解説「自然と、妖怪と、人間のあわい」又吉直樹(芸人)
昭和史 【水木しげる漫画大全集】(1)

激動の時代“昭和”を生き抜いた水木しげるが、その目を通して描く自分史は、唯一無二の昭和史となる。講談社漫画賞受賞の「昭和史」を、水木しげる漫画大全集では全四回にわたって刊行! 第一弾は鳥取県境港で過ごす水木少年の幼年期を経て、戦争へと突入していく、「関東大震災」から「日中全面戦争」までを収録。★解説「神様が妖怪と化したのだ、と水木氏はいった」梅原猛(哲学者)

昭和史 【水木しげる漫画大全集】(2)

水木しげるが語る自伝は昭和の歴史と重なっていく。大河漫画「昭和史」第二弾は、日中全面戦争から太平洋戦争へと突入していく時代を舞台に、実体験を基にした過酷な軍隊での話が描かれる。ついに最前線の自然あふれる南の島へと上陸した水木しげる。そこに待ち受けていたのはかつて無い壮絶な経験だった……。★解説「自然と、妖怪と、人間のあわい」又吉直樹(芸人)

昭和史 【水木しげる漫画大全集】(3)

水木しげるの貴重な体験が激動の時代と交差する。「昭和史」第三弾は「太平洋戦争後半」から「終戦から朝鮮戦争」を収録。日本軍は敗戦を重ね、絶望的な状況へと追い詰められていく。水木も幾度となく生死をさまようが、現地住民との邂逅により命を救われる。水木が体験した戦後の日本の生活とは!? ★解説「べとべとさんは、本当にいたのかも」松下奈緒(女優、音楽家)

昭和史 【水木しげる漫画大全集】(4)

水木しげるの自分史が、激動の時代と重なっていく……講談社漫画賞受賞の『昭和史』はついに完結編! 「講和から復興」と「高度成長以降」そして「番外編」を収録。貧困にあえいだ苦しい戦後を経て、日本は高度経済成長期へと突入する。その背中を追うように、どん底の生活を経た水木しげるも漫画家として大きな成功をつかんでいく。「戦争」と「平和」そして「幸福」とは…。今こそ読みたい、水木しげるが描くリアルな昭和の姿。

昭和史 【水木しげる漫画大全集】

意外と全然知らない昭和史

昭和史 【水木しげる漫画大全集】 水木しげる
酒チャビン
酒チャビン

昭和っ子なのですが、全然昭和のことを知らなかったと痛感させられます。まぁ私が物心ついた時点で既に8割終了してたので、それもやむなしなのですが。 昭和史というタイトルからは「昭和の歴史をマンガで紹介」みたいな感じに思えるのですが、本作はそういった部分ももちろん多分にありますが、それと同時に水木先生の半生を描いた作品にもなっています。マンガ家としての成功とかは結構あっさりスルーされますが、戦争に従軍された経験が、すごく事細かく書かれているので、戦争がどういうものだったのかが真に迫って伝わってきます。 だめです。戦争。 第二次世界大戦とか言いますが、日本にとっては太平洋戦争の方がしっくりくるのですね。そして、当初日本はアジアを欧米の支配から解放するという名目(建前半分かもしれませんが)あったのは知らなかったです。 というか太平洋戦争のことはほぼ知らなかったですね。第二次世界大戦というと、ヒットラーの話だと思っていたので・・・そういう部分を知れるきっかけになったので良かったです。つうか成都に米軍基地あったんや・・ 水木先生の人柄もかなり強く出ていて、こんなにも破天荒で面白い方だとは知りませんでした。水木先生の他のマンガもぜひ読んでみたいと思います。 印象に残ったシーンは、切った腕から赤ん坊の匂いがしてくるというシーンと、最後の水木先生のメッセージ的な〆の部分です。 太平洋戦争について興味がある方は絶対に読んだ方がいいと思います。 あと私も太平洋戦争について興味が出てきたので、他にもいいマンガないか探してみたいと思います。