あらすじ

『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介&横田卓馬が描く新たなDANGEROUS! 魔人、それはトンデモナイ異能力を持つ存在。 ついに”魔人”の運命が決まる1969年に突入! 学生vs.公安による安田講堂での死闘の前哨戦は、なんとネギトロを巡る私闘だった! そんな中、芽生えるあらたな恋仲。”魔人”ならではの、愛の形を見逃すなッ!!
ダンゲロス1969 1巻

『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介&横田卓馬が描く新たなDANGEROUS!魔人、それはトンデモナイ異能力を持つ存在。 一九六九年。東京大学安田講堂をめぐる、魔人学生と魔人公安との戦いが勃発する!ウンコを使って戦う魔人刑事!股間から発射する粘着性の体液で戦う常時まるだしの魔人刑事!対する魔人学生側も。わけわかんねぇけど、最高にアツい異能力バトル!!

ダンゲロス1969(2)

『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介&横田卓馬が描く新たなDANGEROUS! 魔人、それはトンデモナイ異能力を持つ存在。 二丁拳銃(ちんことピストル)vs.女子中学生のおしっこ! 人間の体液を操る魔人同士が衝突。強いのは一体どっちだ!!その死闘の果てに、咲き乱れる新たな女の子! 「楽しいこと、しようよ。」笑顔で武装闘争をーー。

ダンゲロス1969(3)

『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介&横田卓馬が描く新たなDANGEROUS! 魔人、それはトンデモナイ異能力を持つ存在。 「革マジ」vs.「魔人公安」の異能力てんこ盛りバトルは、ユキミの参戦と、謎の爆発で大混乱の様相に! そして、”魔人”学生間も一枚岩ではない。穏健派「プロ魔連」と過激派「革マジ」との間で一触即発の緊急事態か!?

ダンゲロス1969(4)

『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介&横田卓馬が描く新たなDANGEROUS! 魔人、それはトンデモナイ異能力を持つ存在。 ついに”魔人”の運命が決まる1969年に突入! 学生vs.公安による安田講堂での死闘の前哨戦は、なんとネギトロを巡る私闘だった! そんな中、芽生えるあらたな恋仲。”魔人”ならではの、愛の形を見逃すなッ!!

ダンゲロス1969(5)

『戦闘破壊学園ダンゲロス』架神恭介&横田卓馬が描く新たなDANGEROUS! “魔人”、それはトンデモナイ異能力を持つ存在。 各々の思惑が暗雲となって交錯する、運命の1969年。ついに戦場へ現れた警視庁最強の“魔人”池松叢雲は、同じく“英語使い”のアーニーと拳を交える。学生最強vs.警察最強、勝負の結末は‥‥!? そして、公安の切り札、触手刑事・姦崎姦に「魔人インター」幹部の魔手が迫る!! “魔人”の未来を創るため、彼らは血を流す――。学生たちの“祭り”はラストステージへ!!

ダンゲロス1969

「ダンゲロス」シリーズ第3弾。バカと下品のオンパレード!

ダンゲロス1969 横田卓馬 架神恭介
toyoneko
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「ダンゲロス」シリーズには「戦闘破壊学園ダンゲロス」「飛行迷宮学園ダンゲロス」「ダンゲロス1969」があり,もともとは架神恭介先生による小説です(その小説のもとになったTRPGっぽいものもあるらしいのですがよくわからないので説明省略)。 基本的には超人たちの能力バトルなのですが(なお能力者は「魔人」と呼ばれます。),能力は本当に異常なものばかり。 たとえば漫画版「戦闘破壊学園」1話に登場する女の子の能力名は「災玉」。男にのみ感染するウィルスを作り出す能力で,感染した男はありとあらゆる性病を発症したうえに精液を吐き散らしながら金玉が爆散して絶命するという,狂気に満ちた能力です。 そんな「戦闘破壊学園ダンゲロス」を漫画化したのは,今となってはジャンプ作家の横田卓馬先生。 シンプルながらも魅力的な絵柄と,原作をうまく整理したストーリー,そして何より,迫力ある演出が加えられたことで,最高の作品になりました。 さて,ここで紹介するのが,シリーズ第3弾「ダンゲロス1969」。 舞台は,1968年~1969年。過激化する学生運動の中で,「魔人」学生と,「魔人」警察/公安が入り乱れ,抗争を繰り広げるというストーリーです。 それまでのシリーズと比べてもさらにバカかつ下品になった「魔人」能力のため,これはもう絶対漫画化不可能だろうと思われた作品です。 特に警察側がヤバくて,常に下半身丸出しで精液で敵の動きを封ずる奴とか,常にうんこを食べている奴とか,オナホール刑事とか,触手生物(名前は「姦崎姦〔かんざきれいぷ〕)とか,異常な奴しかいませんでした。 そもそも「戦闘破壊学園」と「飛行迷宮学園」の原作小説は講談社から出版されてるのに,この作品だけ,作者の自費出版です(キンドル版のみ)。 ところが!この作品も商業作品として漫画化されました。 漫画化したのは,「戦闘破壊学園」と同じく横田先生。 横田先生は,「戦闘破壊学園」同様,原作の魅力を充分に引き出しつつ,一方で,その絵柄によって,癖のありすぎる「魔人」能力を,ちょっとマイルドな印象に仕上げることで,ぎりぎり商業出版に耐えられるようにしてくれました(画像参照)。 なお,小説版の表紙は武富健治先生が書いてます。武富先生が漫画版を描いた場合は,商業出版の範疇を超えた可能性がありそうです。 ヤバすぎる能力を持った魔人たちが次々あらわれ,学生と警察/公安の戦いは過激化していき,物語はどんどん盛り上がっていったのですが,しかしやはり,読者を選ぶ作品ではありました。 何しろ1巻ラストのヒキが,精液で敵の動きを封ずる「魔人」公安vs女子小学生のおしっこを操る能力を持った「魔人」学生の戦いが始まる!というものでしたから。 安田講堂決戦開始の直前で,漫画版の連載は終了してしまいました(打ち切り)。 コミックは全5巻。原作のうち三分の二強までが消化されました。 ある意味で一番盛り上がる聖百合超特急(リリアンエクスプレス)は描かれたものの,まさにこれから最終決戦!というところでの連載終了でした。 「革命の構造」の秘密は明らかにされておらず,「転校生」も戦いの舞台にはあらわれていません。 無念…実に無念です。 とはいえ,横田先生のツイッターをみると,いつか続きを描きたいとのことです。 https://twitter.com/kyooteta/status/1202790198771208192 いつか,どこかで,この作品の続きを読める日を待ち続けたいです。