あらすじ

舞台は、19世紀のイングランド、コンフォール地方のとある村。おてんばのマディが、村にひとつしかない学校「セント=ブラウン」で巻き起こす、恋の大騒動。愛するジムにふりかかるアクシデントに、マディはどうする!?
セント=ブラウンの童話(1)
舞台は、19世紀のイングランド、コンフォール地方のとある村。おてんばのマディが、村にひとつしかない学校「セント=ブラウン」で巻き起こす、恋の大騒動。愛するジムにふりかかるアクシデントに、マディはどうする!?
セント=ブラウンの童話(2)
舞台は、19世紀のイングランド、コンフォール地方のとある村。おてんばのマディが、村にひとつしかない学校「セント=ブラウン」で巻き起こす、恋の大騒動完結巻。仲間の大切さを知ったマディ。だからこそ、マディの心は揺れて!?
星空の海賊たち

星空の海賊たち

七瀬は高校ニ年生。ホソシこと志賀崇くんは、彼女と同じ剣道部の副将。ちょっとクールでスリムな彼に、七瀬はホソシ命の毎日なのです。ところが、そんな彼女の気持ちとは逆に、ホソシはなぜか冷たいそぶり。それは…!?
楽園は眠らない

楽園は眠らない

里々子の乗った飛行機が、密林に墜落した!深い眠りの中で里々子は、熱い腕に抱かれる夢を見る。助けられ都会に戻ったが、どうしてもあの腕のぬくもりが忘れられない。あれは幻想だったの……?もう一度感じたくて、里々子は南の島へ旅立つが――。
ラヴァー・ソウル

ラヴァー・ソウル

玲は昔の恋人、広司と偶然、再会する。「おまえを許さない」と叫んだ2年前の彼の言葉が、再び玲を責める。たった一度の過ちなのに、彼を愛する心はすこしも変わりはしないのに、一度、壊れた恋は、もう元へはもどらないの? 玲の想いのいきつく先は!?
さよならの少女たち

さよならの少女たち

一美と莉知は高3。受験は目前、将来が不安、恋もしたい!! 100%の可能性にいるから、なおさら悩み迷う彼女たち。でも少女にさよならする日はもうすぐそこ……。青春まっただなかのすべての少女に贈る、その傾向と対策とは…!?
銀色の雨が好き

銀色の雨が好き

グループ交際なんてダサイこった。「二人きりっていこうよ」って、男ならしかけてきてよ。――クールをよそおう七美は、自分から弘明に接近するなんて、とんでもないとツッパって…。でも心は冷たくさびしい銀色の雨――。
白薔薇ろまん

白薔薇ろまん

千明は花の高三。親友の由奈は美少女だけど、わがままで男ギライ。千明のひそかな片恋を知ると、おこりだすしまつ。これは、友情以上の恋感覚? 由奈は千明が好きなのかも…!? 女子高生のゆれる心を描く、きらめき青春白書。
セント=ブラウンの童話
イングランドの農村の小さな恋と友情物語
セント=ブラウンの童話 美村あきの
天沢聖司
天沢聖司
先日、庄司陽子先生の『にいさまどなた?』を読んですっかり1970年代の西洋が舞台の少女漫画にハマってしまい、マンバの詳細検索で「1970年代 少女漫画」を眺めていたら見つけたのがこのセント=ブラウンの童話。 カンカン帽 ワンピース エプロンドレス 「明○のナージャ」じゃん…と、絵の癖はちょっと強いけど表紙がとても可愛くてひと目で気に入ってしまいました…! とか言って、自分はガッツリおジャ魔女世代なのでナージャが始まった当時は目もくれなかったんですけど。「赤毛のアン」といい、今見るとすごく可愛いですよねこのファッションって。 この物語の主人公の少女・マディケーンはセント=ブラウンという小さな村に住む女の子。13歳にもなってスカートを捲って川遊びをするようなお転婆で、弟のネッドと幼馴染で1つ年上の男の子・ジムと一緒にいつも遊び回り、ちょっぴり意地悪なロディとは勉強で競っている。 そこへ美人で優しいヴェア先生と、ロンドンから静養しにきた少女・セーラが加わり、マディの生活は少しずつ変わっていく。 セント=ブラウンの子供たちが3年間で少しずつ成長し、人間関係が変わっていく姿がすごく良かった。 恋のこの字もわからないお子様だったマディがジムへの想いを自覚して、それでも教師になるという自分の夢を叶えるためにロンドンへと旅立っていく…というエンディングが素敵だった。 やっぱ「19世紀イギリスの田舎に暮らす少女」っていう設定あまりによすぎるな〜。いくらでも読みたい。