あらすじ

「真祖たる私ぃ このエストリア・クランヴェルツを相手にねぇ」 前転生神エレアリスの信徒に囚われた人質を救うべくS級ダンジョン“英霊の地下墓地”の最下層を目指す中、ケルヴィンの前に遥か昔に死んだはずの光竜王が立ちはだかる。鼓動の度にステータスを全快する光竜王の固有スキルに苦戦を強いられ、戦いは古竜ダハクらを交えた総力戦へ。一方、メルフィーナとジェラールは無事最下層に到達。しかし一緒にいたシスターリーアの首が突然はねられてしまう! その犯人こそ――見知った顔の“暗殺者”アンジェだった。ついに明かされる『反魂者』の正体、そして神の使徒が捜す“聖槍イクリプス”の行方とは――。地下の奥底に秘められた真実を探る、緊張の第十九幕。
黒の召喚士 1巻

「自分より強いやつに勝て――それができなきゃ、弱者だぜ」 ケルヴィン――異世界転移してこの世界にやってきた彼は転移時に、自分の記憶を代償にしてまで理想のスキル構成を実現させた。そして――最強の“召喚士”として冒険を開始させる。挑みかかる相手は、異世界の強者ばかり。黒衣を纏う戦闘狂と、彼の召喚により集いし配下たちが紡ぐ爽快バトルファンタジー、第一幕。原作・迷井豆腐による書き下ろし小説収録。

黒の召喚士 2巻

「俺たちにはあるからな――“S級”のお前に勝つ、自信が」 記憶を代償に異世界で理想のスキルを得たケルヴィン。彼は異世界の強者たちを次々と配下に加え、自身のパーティを充実させていった。そして―― “S級”モンスターとの死闘が始まる。かつてない強敵に、“戦闘狂”率いる最強の布陣で挑む!! 黒衣の召喚士が配下たちと紡ぐ爽快バトルファンタジー、怒濤の第二幕。 原作・迷井豆腐による書き下ろし小説収録。

黒の召喚士 3巻

「寝言は寝て言え――世界を変えたきゃ、力をつけろ」魔王令嬢“セラ”を配下に加え戦力増強を果たしたしたケルヴィンたちは“水国トラージ”へと赴く。そして――光の勇者、神埼刀哉と邂逅する。更なる闘争の匂いに“戦闘狂”が動かぬはずが無い!! 黒の召喚士と光の勇者が繰り広げる爽快バトルファンタジー、衝撃の第三幕。 原作・迷井豆腐による書き下ろし小説収録。

黒の召喚士 4巻

「強い相手との闘いだ――楽しくなるのはこれからさ」ケルヴィンは水国トラージで盗賊団“黒風”を壊滅させ、さらに“勇者”と戦うという野望をも成し遂げた。異世界で着実に力を付ける彼が次に挑むは――冒険者としての最高到達点、“S級”への昇格試験。女神メルフィーナ、そして彼自身が召喚した別世界の勇者らを仲間に加え、ますます戦闘がヒートアップする爽快バトルファンタジー、激動の第四幕。原作・迷井豆腐による書き下ろし小説収録。

黒の召喚士 5巻

「強いな――今までの誰より、遥かに!!」ケルヴィンが自ら召喚した勇者リオンを仲間に加えた一行は、エルフの里を救うため“紋章の森”を訪れた。そこで遂に出逢う――戦闘狂と対等の力を持つ最凶最悪の男“クライヴ”と。かつてない強敵を前に死力を尽くすケルヴィンだったがクライヴの能力は、想像を遥かに超えるもので…!? 二人の強大な魔法が激突し、しのぎを削る爽快バトルファンタジー、波瀾の第五幕。原作・迷井豆腐による書き下ろし小説収録。

黒の召喚士 6巻

「俺は強い奴らと戦って、遂にS級まで来た」トライセンからエルフの里を救ったケルヴィンの前に獣国ガウンの国王レオンハルトが姿を現す。そして告げた…その手腕、ケルヴィンをS級冒険者として認めよう。その後、昇格を記念して現役S級冒険者である『氷姫』シルヴィアとの模擬戦の開催が決定する。戦闘狂は強者との戦いに向け、己の爪を研ぐ――冒険者としての高みに至った戦闘狂がさらなる力を求めて動き出す、激震の第六幕。原作・迷井豆腐による書き下ろし小説収録。

黒の召喚士 7巻

「ピンチだよ…だからッ!! 最高に楽しいッ!!」『氷姫』シルヴィアとの模擬戦が開幕し、S級同士の大魔法バトルは更なる加速を見せる――「甘いよケルヴィン、これで終わり」豊富な戦闘経験と魔法無効化スキルを持つシルヴィアになんとか食い下がるケルヴィン。一進一退の攻防の中、シルヴィアがS級魔法『墜ちる氷星』を放ち……冒険者の頂点に立つ二人が雌雄を決する第七幕。

黒の召喚士 8巻

「俺を楽しませてくれよ…アズグラッド・トライセン!!」 ついに開戦した軍国トライセンとの全面戦争。パーズに奇襲を仕掛ける“竜騎兵団”の軍勢に対し、ケルヴィンは少数の仲間と共に相対することに。“朱の大峡谷”に砦を構え迎撃を開始したエフィル達は、強者が揃う竜騎兵団との死闘を繰り広げる。そして――ケルヴィンと将軍アズグラッドの頂上決戦も幕が切って落とされた! 最強の竜騎軍に総力戦で挑む、激闘の第八幕。

黒の召喚士 9巻

「見せてみろ、お前たちの本気を! どっちがつえーか、決めんだろ?」 熾烈を極めるアズグラッドとの頂上決戦。ケルヴィンはスライムの相棒クロトに騎乗し、アズグラッドと彼が操る古竜ダハクを上回る強さで空中戦を支配していく――。一方、戦争を仕掛けてきたトライセンの本国では将軍トリスタンが陰謀を巡らしていた。その傍には“謎の武器商人”の姿、そして――かつて激闘の末に散った“あの男”の姿もあった…。世界を揺るがす“巨悪”が遂に動く、第九幕!

黒の召喚士 10巻

「俺たちが探知できない場所…そこがおそらく、魔王の居場所だ」 ケルヴィンは捕虜となったアズグラッドを尋問する中で戦争の黒幕―― “魔王”の存在を感じ取る。魔王との戦闘を望む彼は「魔王討伐」を目的とした共闘関係を築きトライセンへの潜入作戦を開始。そして―― 東大陸最強の将軍ダン・ダルバと邂逅を果たす。彼もまた“魔王”の洗脳を受けていた一人であったが、協力を取り付け、城を守る結界を破り強襲を掛ける! 一方、城内はかつて戦闘狂を苦しめた男クライヴが貴族の“大虐殺”を開始。鮮血に染まりつつあった……。戦闘狂が軍国相手に逆襲を仕掛ける、第十幕!

黒の召喚士 11巻

「見せてあげるーーこれが私のS級魔法ッ!!」 トライセンへ攻撃を開始した魔王討伐同盟。ケルヴィン一行の善戦により戦況を有利に進める中、ついに上空から真の黒幕が現れる――もう一人の“召喚士”トリスタン・ファーゼ。迎え撃つはエフィルと古竜ダハク。トリスタンの持つ稀少スキル“召喚術”と謎のゴーレムの能力に苦戦を強いられてしまう。一方、城内に潜入していたセラは、バーサーカーに成り果てた“クライヴ”と接触。想像を上回る敵の猛攻にさらされ――!? 戦闘狂パーティと軍国の死闘を描く第十一幕!

黒の召喚士 12巻

「ようやく魔王と…戦える!!」 ケルヴィン一行は、ダハクやダン・ダルバらと共闘しトライセンの強者を次々に撃破していた。そして、次に立ちはだかった敵は“謎の武器商人”その者こそ、ジェラールの“仇敵”であった。かつて故郷を滅ぼした因縁の相手。ジェラールは復讐のため死闘に身を投じていくが……!? 一方、魔王との戦いに焦がれるケルヴィンはついにトライセン城の最上階に到達。魔王の降臨と共に、決戦の狼煙があがる――! 最終局面へと突入したトライセン戦! 圧倒の第十二幕!

黒の召喚士 13巻

「なんの遠慮もなくヤれるな、お互い全力で!!」 遂に“ジルドラ”との戦いを乗り越えたケルヴィン一行とトライセンに降臨した“魔王”ゼルとの戦いの火蓋が切られた! 交戦開始早々、魔王のみが持つ能力に苦戦してしまう。その絶対的なスキルこそ――【天魔波旬】。あらゆる攻撃を無効にしてしまうチートな能力であった。対抗し得る攻撃は、“女神”メルフィーナの一撃のみ。魔王はメルフィーナに狙いを定め、攻勢を強める! そして、強大過ぎる敵を前に笑みをこぼす戦闘狂は、数多の激闘を越えた仲間たちと今、勝利のため突き進む!! 魔王降臨の裏に潜む“黒幕”も動き出す第十三幕。

黒の召喚士 14巻

「魔王の次の相手は――“神”か」 ケルヴィンたちは魔王ゼルとの死闘に勝利をおさめる。一方で、暗躍していた“謎の武器商人”は行方知れず、更にダン将軍の息子“ジン・ダルバ”も謎の失踪を遂げていた。不穏な気配を残しつつも、魔王討伐を成し遂げたケルヴィンを称えファミリーネームが授与されることに。“命名式”のため獣国ガウンに来訪したが、戦闘狂の目的はあくまで同時開催される“獣王祭”。――それは獣国最大の闘技トーナメントだった。強者が集う場で、昂揚を抑えられないケルヴィン。だが、彼の殺害を目論む“暗殺者”が隙を伺っていて……!? 戦闘狂抹殺を狙う刺客が迫る、緊迫の第十四幕。

黒の召喚士 15巻

「どうぞ遠慮せず……全員で……全力で来いっ!!」 東大陸最大の闘技トーナメント“獣王祭”が遂に開幕! 命名式でファミリーネームの授与を終えたケルヴィンは、規格外の強者たちが火花を散らす獣王祭には参加せずに ガウン最強の獣王レオンハルトとの戦いに興じていた。姿を自在に変化させ戦意喪失を狙うレオンハルトだったが、戦闘狂は一切躊躇うことなく猛攻を仕掛けていく。――たとえその姿が、己の“仲間”であろうとも。一方、トライセンで起きた騒動の真の首謀者であった前転生神“エレアリス”の一派が表舞台に立とうとしていた。そこには、かつて仲間であった“彼女”の姿もあり……!? 戦闘狂と“神”の思惑が交錯する第十五幕。

黒の召喚士 16巻

「ケルヴィンを囮にするくらいなら 私がッ 命を懸けてッ!!」 最強の選手たちが集い“獣王祭”は佳境を迎える。優勝者を祝うセレモニーが開催される中、ケルヴィンとセラの戦いは、街に舞台を移していた。セラの対戦相手は、バアルと名乗る自分と瓜二つの少女。そして、ケルヴィンの相手はギルドの受付嬢だったアンジェ。――彼女の正体は、神の使徒“暗殺者”であった。アンジェの触れている物すべてを透過させる固有スキル【遮断不可】を前に徐々に追い詰められていき……!? 仲間もケルヴィンたちの危機を察し、駆け付けようとするも次々と現れる神の使徒たちに苦戦を強いられ―― 謎に包まれた組織の正体が今明かされる衝撃の第十六幕。

黒の召喚士 17巻

「同じ道は歩ませないさ俺たちがいる限りは――」 “暗殺者”アンジェとの死闘の果て勝利を収めたケルヴィンは、彼女を仲間に迎え入れる。謎多き『神の使徒』の内情がアンジェの口から語られ、ついに敵の正体が明らかになる中、ケルヴィンは彼らの狙いが“前転生神エレアリスの復活”だと推測。調査のため神皇国デラミスに向かうも、突如現れたエレアリスの狂信派が牙を剥き……!? 一方、祖国を滅ぼした因縁の相手ジルドラが生きているという衝撃の事実を知ったジェラール。葛藤の末、覚悟を決めたその胸中とは――。人々の理想と信念が交錯する激情の第十七幕。

黒の召喚士 18巻

「嫌だね、控えるなんてもっと騒がしくしよう!!」 神皇国デラミスを訪れ、前転生神エレアリスの謎を探る中、ケルヴィン一行はその狂信派による誘拐事件に遭遇。巫女コレットと勇者たちの身柄を差し出すことを条件に、孤児院の子どもたちを人質にとられてしまう。曰く付きのS級ダンジョン“英霊の地下墓地”に囚われた人質を救い出すため、最下層へ向かうが神の使徒『反魂者』が裏で糸を引いていて……!? その固有スキルはなんと“死者を蘇生する力”。『反魂者』の手によって蘇った古の勇者の仲間、そして先代の光竜王が次々にケルヴィンたちに襲い掛かる――! 時代を超えた強敵との戦いが幕を開ける、抗争の第十八幕。

黒の召喚士 19巻

「真祖たる私ぃ このエストリア・クランヴェルツを相手にねぇ」 前転生神エレアリスの信徒に囚われた人質を救うべくS級ダンジョン“英霊の地下墓地”の最下層を目指す中、ケルヴィンの前に遥か昔に死んだはずの光竜王が立ちはだかる。鼓動の度にステータスを全快する光竜王の固有スキルに苦戦を強いられ、戦いは古竜ダハクらを交えた総力戦へ。一方、メルフィーナとジェラールは無事最下層に到達。しかし一緒にいたシスターリーアの首が突然はねられてしまう! その犯人こそ――見知った顔の“暗殺者”アンジェだった。ついに明かされる『反魂者』の正体、そして神の使徒が捜す“聖槍イクリプス”の行方とは――。地下の奥底に秘められた真実を探る、緊張の第十九幕。

黒の召喚士 20巻

「殺しちゃったら ゴメンね」 人質のシスターアトラを救うため、S級ダンジョンである“英霊の地下墓地”の最下層に向かったジェラールたち。神の使徒『反魂者』との戦いを切り抜け、勝利を掴んだと思いきや、突如現れた『守護者』にアトラを奪われてしまう! 元勇者である『守護者』の固有スキル【絶対福音】によってすべての攻撃を躱される中、ケルヴィンも合流し応戦。なおも傷一つつけることができず、苦戦を強いられる。しかし、そんな戦況を覆したのは、あの赤髪の悪魔で……!? ついに訪れる聖槍イクリプス再生の時。ケルヴィンたちに課される次なる試練とは――。運命の巡り合わせに翻弄される、混迷の第二十幕。