あらすじ「あんたも誰かのお迎え待ってるの?」――私は今日も「わかれよう」の5文字も送れない―…。家に滅多に帰ってこない同棲中の彼を待ち続けている、椎野知子。連絡も一方的で、長い間会えない日々。ある日、ふと立ち寄ったペットショップで置き去りにされた犬に、知子は自分を重ねてしまう。甲斐甲斐しく通う知子を見ていた店長・奥谷亨は、そんな彼女の心を見透かしていて――…。触れ合うほどに、罪。戸惑いと誘惑の物語。