あらすじ

“巫祝(ふしゅく)”とは国の大覡(おおみこ)。その“歌咏(うた)”は小鳥のように天高く響き渡り、その“祈り”は大地に豊穣と平安をもたらすという――。誇り高きセト族の戦士ラトナは、一族の魂“月天(ソーマデーヴァ)の書”を黒社会(チャイニーズマフィア)から守る為、大僧院を訪れた。黒社会から受けた傷で瀕死の状態だった所を“うたごえ”に救われる。それは、人々を癒す特別な力を持つ巫祝、シャシャの歌咏だった――。二人の少年の出会いは偶然か必然か? その力により黒社会に狙われるシャシャを、ラトナは守る事が出来るのか――。椎隆子が魅せる、グランドエスノファンタジー第1巻!!
月巫祝のシャシャ(1)

“巫祝(ふしゅく)”とは国の大覡(おおみこ)。その“歌咏(うた)”は小鳥のように天高く響き渡り、その“祈り”は大地に豊穣と平安をもたらすという――。誇り高きセト族の戦士ラトナは、一族の魂“月天(ソーマデーヴァ)の書”を黒社会(チャイニーズマフィア)から守る為、大僧院を訪れた。黒社会から受けた傷で瀕死の状態だった所を“うたごえ”に救われる。それは、人々を癒す特別な力を持つ巫祝、シャシャの歌咏だった――。二人の少年の出会いは偶然か必然か? その力により黒社会に狙われるシャシャを、ラトナは守る事が出来るのか――。椎隆子が魅せる、グランドエスノファンタジー第1巻!!

月巫祝のシャシャ(2)

その“祈り”は人々を“救う”暖かい光――。黒社会に目の前でシャシャを攫われてしまったラトナ。黒社会の要求は「シャシャと引き換えに“月天の書”を寄越せ」という物だった。シャシャを助ける為に単身上海に乗り込もうとするラトナだったが、聖仙(リシ)の助言でクローダ寺に立ち寄る事となる。そこには女神ヴァイシュナヴィが居るというのだが…。果たしてラトナは無事シャシャを救出する事が出来るのか? そしてシャシャの出自の秘密とは、ラトナとシャシャの本当の関係とは――? 今、全ての謎が解き明かされる! 椎隆子が贈るグランドエスノファンタジー完結!! コミックス未収録作品『蝙蝠』『聖仙様はアナログがお好き』も併録。