寄り添って暮らすふたりに変化が…!? 札幌で寄り添って暮らす… ふたりと一匹のものがたり。…待望の第2巻、ついに登場!! 河でおぼれている猫を助けたことから、その猫に憑いて(?)いる 雪生と関わることになったやちよ。雪生は、その猫・タマのあくびで現れたり消えたりするが、それは雪生の 本体が、未だに病院で寝たきり状態になっているから。そもそも元の飼い主が引っ越しの際にタマを置き去りにしたのを、マンションのベランダから助けようとして、雪生は転落したのだ。そして気づくと、タマの中にいた雪生…。そうした事情を全て知った上で、雪生の面倒を見る(?)ことにした やちよを、いつしか好意を持って見つめ始めた雪生だったが…。そんなふたりに、ある転機が訪れる…!! 目が離せない待望の第2巻!!
薔薇のためにが本当に面白かったので次なに読もうか迷ったんですけど、とりあえず最新作をと思い読んだら、最終巻に「これにて引退」との旨が書かれていてショック。しかし病気などいろんなものを抱えて漫画家を続けるよりも無理をしないと決断されたことは素晴らしい。 本作もこれ以上ない多幸感に溢れた作品で(猫愛も多分に溢れてダダ漏れしてます)、薔薇のためにを読んでも思いましたが、思ったことを思いだけにとどめずそのまま口から出すキャラが多くて、それがストレスなく読める理由だと思ってます。敷島くんの同僚の女とか、やちよの親兄弟とか、ほんと最悪な連中なんですけど、そいつらに何を言われても同じくらいの勢いでみんな言い返すから、なんかもう面白くなっちゃう。これから過去作を読むのが楽しみです。 吉村先生、お疲れ様でした。