あらすじ
※完全版の内容(普及版との違い)・「カバー」「総扉」が描き下ろし・雑誌掲載時の本編カラーを復刻(第5話)・読み切り「粋奥」第1話を収録・巻末のキャラクター一覧(計7P)を普及版1巻の構図・服装のまま「現在の絵で」全て描き直し・巻末のおまけページのうち記事5枚分を削除(普及版1巻では引き続き読めます)【内容紹介】マンガを愛する高校生の鉄男。人気マンガ家の父を憎む高校生・町蔵。運命的な出会いを果たした正反対なタイプのふたりは、青春と呼ぶにはあまりにも過酷な「表現」の世界へと今、足を踏み入れる――! 「作品を生み出す事とは」「戦友とは」という2つのテーマをマンガ家とその卵たちの目を通して描ききり、「マンガ家マンガの伝説」と呼ばれた傑作が今、完全版として鮮やかに蘇る!!
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マンガ家マンガが大好きなのですが、こちらの作品は全然知りませんでした。今回、縁あってご紹介いただいて読んだのですが、めちゃくちゃ面白かったです!!! マンガ家マンガといっても、大きく分けて①自伝的な内容または特定の実在人物をモデルとしたのもの(まんが道・ブラックジャック創作秘話など)と、②マンガ家を主人公に添えつつも特定のモデルはなく、架空の物語のもの(バクマンなど)がありますが、本作品は②のパターンです!! バクマンもジャンプ連載作品だけあって、少年漫画的な熱さがありましたが、本作品もかなり熱い!!!シンプルに話が面白く、目頭が熱くなることが度々ありました!全3巻と読みやすいボリウムですが、内容はすごく濃いと思います!!! 読者への人生の教訓というか、メッセージ性も非常に強く、わたしもがんばらないといけないな、と自然と思わせられます。逃げ出したくなったときに改めて再読したい、そんな作品です!! 印象に残ったセリフは以下のとおりです! 「見ろよこの青い空 白い雲。そして楽しい学校生活。どれもこれも君の野望をゆっくりと爽やかに打ち砕いてくれることだろう。」 「君にこれから必要なのは絶望と焦燥感。何も知らずに生きていけたらこんなに楽なことはないのに。それでも来るか、君はこっちに。」 バクマンの方は少年マンガ的なピュアな情熱を持ったキャラが主人公でしたが、こちらの登場人物たちはかなり痛々しさ(あえてそういう風に描写されてるんだと思われます。)があり、そこは好き嫌い分かれるところかもしれません。