あらすじ

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。大軍を率いて家康の領地を通ろうとする信玄を、周りはやりすごすように説得するが、戦わずして通過を許せば、今まで集まった三河の豪族たちが離反していくことになる。そのため家康は信玄を通さないため死を覚悟して戦いをする事を決意する。いっぽう太郎左は、これ以上太郎左が信玄に抱かれることが我慢できない長助に襲われていた。そして長助は信玄を結界の外へおびきだすべき太郎左にまぐわいながら笛を吹くよう命令する。
半蔵の門【合冊版】 1巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。知略に長けた伊賀の忍者・半蔵正成は、後の家康、松平次郎三郎元信へ闇仕えするために駿府へ行けとの命を受けた。だがその仕える主君は今川の人質であるにもかかわらずのんびりしているように見えた。そんなとき、主君から男女の密事について眼のあたりに見せよと命じられ、村に火をつけて騒ぎにまぎれて目についた水姫を犯しだすが、そこに領内見廻りの担猿が…。

半蔵の門【合冊版】 2巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。砂に生まれて砂に還る。生きて功名なく死してまた功名なし。そのような忍び砂の自分は花であるあくやとは道が違う。そのため、あくやと別れると言った半蔵は、半狂乱になったあくやの口の動きで、半蔵が以前お見まわりの三人を殺した犯人である事が、殺した三人の妻である九ノ一達に知られてしまい仇討ちのために襲われる。

半蔵の門【合冊版】 3巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。織田信長が今川義元を討ち取り、家康は岡崎城を取り戻す。家康は、今川氏真の下へ人質として連れて行かれた妻子を取り戻すように半蔵に命じる。人質を救い出すべく、半蔵はある策を実行に移すが…。

半蔵の門【合冊版】 4巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。半蔵・九十九と飛び加藤の闘いは、両者とも一進一退の攻防を繰り返していた。飛び加藤との過酷な戦いは、半蔵たちの神経をすり減らし、恐怖と不安はつのるばかりであった。やがて、勝負は決着するが、一方の家康は一向宗の寺々と対立し、三河を巻き込む一揆へと発展する…。

半蔵の門【合冊版】 5巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。家康の子・竹千代の下に今川より刺客が送られた。狙われた原因は、「竹千代が織田信長の娘・五徳姫と婚儀を結ぶため」と刺客が語ったためであった。何も知らされていない家康の妻・築山は激怒し、婚礼に反対するが…。

半蔵の門【合冊版】 6巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。半蔵と豊臣秀吉の活躍により、美濃を制圧する織田信長。一方、仕えるべき主を探して放浪の旅を続ける男、明智十兵衛光秀は、長い旅路の果てに、「織田信長」と決心し信長のもとへ向う。

半蔵の門【合冊版】 7巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。信玄との約定に従い、今川氏真の居城・懸河(かけがわ)城へと兵を進める家康。だが、徳川、武田、今川、北条の四つ巴の状況の中では、いつ武田軍が自分たちを攻めてこないとも限らない。信玄は素ッ破の百舌を家康への刺客として放つが、それを察知した半蔵は辛くも百舌を倒し、家康も信玄との駆け引きを制して今川氏真を追放し、懸河城に入城。幼いころ今川氏の人質としえ過ごした思い出深い懸河城で束の間の休息とっていた家康だが、半蔵の父・浄閑入道によって、信玄が今川攻めに出陣する前に大量の黄金をある場所に隠したとの情報がもたらされ…。

半蔵の門【合冊版】 8巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。義弟・浅井長政の裏切りによって、朝倉攻めから一転、窮地に陥った信長率いる織徳同盟軍。朝倉領内に潜入していた半蔵と蜂須賀小六の知らせを受けて早々に退却を決めた信長は、しんがりとして残った秀吉、家康の奮闘もあり、主力を温存したままひとまず京へと逃れることに成功。京から千草峠を通って岐阜に帰城しようとしていた。だがその千草峠では、信長暗殺の密命を帯びた射撃の名手、善住坊が信長一行が来るのを待ち構えていた…。

半蔵の門【合冊版】 9巻

※本作は、「半蔵の門」(全19巻・スタジオ・シップ刊)を底本とした合冊版になります。大軍を率いて家康の領地を通ろうとする信玄を、周りはやりすごすように説得するが、戦わずして通過を許せば、今まで集まった三河の豪族たちが離反していくことになる。そのため家康は信玄を通さないため死を覚悟して戦いをする事を決意する。いっぽう太郎左は、これ以上太郎左が信玄に抱かれることが我慢できない長助に襲われていた。そして長助は信玄を結界の外へおびきだすべき太郎左にまぐわいながら笛を吹くよう命令する。