拳銃を得た女子高生たちの殺人計画。異なる人生を歩む6人の少女は何を考えるのか――『世界は寒い』
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『世界は寒い』(高野雀/祥伝社) ある日突然拳銃を手に入れた女子高生たちの行く末 もしも人一人の命を奪える武器を手にしたらどうするか。 「人間誰しも殺したい奴が一人や二人はいる」というが、実際それを可能にする武器があればどうか。多くの場合、
女子高生の殺人計画―― 「殺したいやつが居ない人間なんか居ねえだろ?」それは、閉店間際のフードコートに忘れられていた。紙袋に入った拳銃を拾ったのは、バイトの女子高生6人組。突然手に入れた武器を前に、彼女たちは思い浮かべる。裏切られた元カレ、生き別れた父親、支配的な母親―― あるいは自分自身。自分たちの世界をより良くするために、消えてほしいと願う人間を…。「女子高生がひとを殺すなんて誰も思わない。これってチャンスじゃないの?」