あらすじ

過去を知られそうになった加賀屋は、鹿子を突き放してしまう。呆然と立ち尽くす彼女のもとに駆けつける望月。同期・七星が機転を利かせたことで、二人の距離が一気に縮まって――
文学処女 1巻

恋を知らない女と、恋ができない男。歪な関係から生まれる、遅咲きの恋の話。文芸編集部の月白鹿子は、未だ本当の恋も、男も知らない。しかし、ひとまわり以上も年上の人気小説家・加賀屋朔の担当編集になったことで、はじめて欲を自覚していき…【コミックス限定】望月と鹿子の出会いを描いた番外編14ページ収録

文学処女 2巻

この気持ちは、恋なのでしょうか? 芽生えた思いに誘われるように、加賀屋の自宅を訪ねる鹿子。そして――月白鹿子、加賀屋朔、望月千広。三人の男女が織りなす、遅先の恋の話、第2集。

文学処女 3巻

イニシエーション…次への…本物の恋への通過儀礼だよ 鹿子の気持ちを突き放す加賀屋の言葉。それは本心なのか、それとも――加賀屋と元恋人・千夜香の過去が明かされる、悲しく切ない、愛の第3集。【コミックス限定収録】暁里の描き下ろし番外エピソード

文学処女 4巻

「私は加賀屋先生にとってなんなのか」担当としても、女としても思い悩む鹿子。取材の仕事でやっと加賀屋に会えたものの、そこで衝撃の事実を聞いてしまう。鹿子に過去を知られてしまった加賀屋は――加賀屋のベールが脱がされる、恋と悲哀の第4集。

文学処女 5巻

過去を知られそうになった加賀屋は、鹿子を突き放してしまう。呆然と立ち尽くす彼女のもとに駆けつける望月。同期・七星が機転を利かせたことで、二人の距離が一気に縮まって――

文学処女 6巻

「愛は相手の欠点を受け入れる事よ」加賀屋に影を落とす喪った恋人との経緯、そして自らの想いを語る光稀。愛することを問われた鹿子が、加賀屋のために光稀へ託した事とは――? 断ち切れない愛と恋が綴られる第6集。

文学処女 7巻

「俺は…誰も愛せない」満月の夜、自身の胸の内を打ち明ける加賀屋。かつての恋人・千夜香の幻影を今も追う悲しき告白に、鹿子が出した答えとは――過去に囚われた悲恋が慟哭する、第7集。

文学処女 8巻

「さよなら先生…」小説家・加賀屋の書きかけの原稿用紙に燻り続ける、亡き婚約者への悔悟の念。彼を愛することは、苦しめることなのか…? 夜空に大輪の花火が咲き誇る中、鹿子はひとつの決断を下す――。一方、同僚の望月との関係には思いがけぬ進展が…!? 描き下ろし短編「恋と断捨離」「ハイスペック男子」2編収録。

文学処女 9巻

「これが、一番誰も傷つかない選択」かつての婚約者の死と向き合う決意をして、小説の執筆を再開した加賀屋。一方、鹿子は望月との交際で前に進もうとするが、鶴賀と加賀屋の血縁関係が世間に知られることとなり、大きく心を揺さぶられてしまう…。

文学処女 10巻

望月の気持ちに応えようとした鹿子だったが不意に発せられた一言に、涙が零れ出す…。周囲の人々の優しさに支えられ、編集者としての決意を固めた鹿子は再び加賀屋先生のもとへと走り出したーー。万感の思いを「言葉」に込めた、第10集。【電子版特典付き】

文学処女 11巻

愛を失った小説家と、恋を知らない編集者。偶然交わったかのように見えた二人の道は振り返れば、同じ道標(しるべ)でつながっていた…。心に秘した想いが言葉となって溢れだし、加賀屋と鹿子の新たな物語が始まるーー!全ての出会いに愛と感謝を込めて、最終集。【電子版限定特典付き】