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東京の大学に合格した舞竹マリ男は憧れの都会生活を始め、「東京で行きつけのバーを作る」という夢を実現しようとするが、下宿の場所はややビミョーに中途半端な江古田。レトロな雰囲気がいいと、マリ男は一人納得しているが、しかし、何といってもここはいろいろとビミョーである。日頃、「よさげな」バーを捜し歩いていた舞竹だが、ついにここぞと思う店を発見した。その名前は『BARきのこさん』。勇気を出して店の扉を開け、まず目に飛び込んできたのは、すっっっっごい美脚。ドキマギする舞竹に「お一人サマかしら?」という声が…その声の先に現れたのは? どうしてもキノコ的なんだけど、やっぱり可愛かったり、奇怪だったり、不思議だったり、でも青春だったり……つまり、とても笑えてしまう奇妙な登場人物で綴られる傑作ショート連作「BARきのこさん」。さらに、けなげで真面目で貧しい新入社員の英子さんが、みんないい人たちばかりの楽しい職場で、それとなく前向きに働くことになったが、課長さんとか上司が、やはりどことなくキノコ的な連載作品、『きのこ商事の人々』も同時掲載!! さらにさらに図に乗って、漫画家仲間の、ねむようこさんと合作したり、作品の中に出る特製カクテルを作ったり、キノコダンスを作って振付をしてしまったり……やりたい放題の爆発的な面白さ「てんこ盛り」の作品!!