あらすじ
『魔法使いサリー』(作品発表時は『魔法使いサニー』)発表の2年前に『りぼん』(集英社刊)に連載された『ちびっこ天使』が、待望の電子書籍化!! 世の中の善悪を知らない二人の天使、チルルとマルルが事の善悪を知るため、天帝から地上に遣わされます。はじめての人間社会で、二人が体験する出来事とは……。雑誌掲載時のカラー44ページを復刻し、掲載当時の各話扉も完全収録!! 巻末エッセイ:関 弘美(『おジャ魔女どれみ』『ふたりはプリキュア』『明日のナージャ』プロデューサー、東映アニメーション企画製作本部企画開発スーパーバイザー)
続きを読む
魔法少女モノの原点と言われる横山光輝の『魔法使いサリー』。そのプロトタイプ作品がこの『ちびっこ天使』になります。紙の本はプレミア価格がついてますが、電子書籍なら550円とリーズナブルな値段で読めます。 描かれた時代は、1963年10月~1964年8月『りぼん』に連載(※参考: https://ebookjapan.yahoo.co.jp/content/author/1837/cibikko/ ) されていたもので、『奥様は魔女』(1964)とほぼ同時期。横山光輝が少女向けのマンガを描いてた時代の作品になります。地上に使わされた天使たちが人間社会の中で善悪を学んでいくストーリーで、横山先生らしい洞察力と素朴な優しさを感じる作品です。 巻末には『おジャ魔女どれみ』や『ふたりはプリキュア』などを手掛けた関弘美さんの文章では、作品が復刻したことの喜びと、現代の子どもにも読んでほしいという力強いメッセージが綴られています。 > ちびっこ天使を手に取られた皆様にお願いします。この本をどうか、お子さんやお孫さんにプレゼントしてあげてください。今の子どもにもきっと共感してもらえると思います。