木村知夫SFホラー初期短編集

木村知夫SFホラー初期短編集

1970年代。某有名少年漫画誌の新人賞の佳作『かぐや姫戦争』で鮮烈デビュー。同作品の斬新な発想は秀逸だった。その後立て続けに各誌にSFとホラー作品を発表。緻密なタッチとダイナミックなコマ割りは今見ても色褪せない。そこで、今回この時代に描かれた名作を7本収録。件のデビュー作の他『地底人襲来!』『君棲む町』『牡丹灯籠』『招き猫の虎』『久遠の左手』『鬼供養』をラインナップ。その卓越した各作品を通して読むと、著者の一貫したテーマを読み取ることが出来よう。
江戸へ千里(単話版)

江戸へ千里(単話版)

江戸時代中期。伊達藩「十軒組 森のお守り衆」の家柄に次男として生まれた田島小次郎16歳。本来、跡を継ぐべく長男は病死。死んだ兄に代わって跡を継ぐ事を拒む小次郎には、江戸に行き、剣客になる大望があった。だがそれを良しとしない父が小次郎の行く手を阻む。そしてここに避けようがない父と子の生死を賭けた対決が迫ろうとしていた……
鬼供養(単話版)

鬼供養(単話版)

戦国時代。小国は大国に対して姫たちを人質に差し出すのが慣習であった。彩姫もそのひとり。その彩姫が、戦勝国の恩賞の品として他国に連れて行かれる途中、巨大な鬼が出現し、姫をさらっていく。鬼を恐れぬ彩姫に対して、鬼は同情し姫を親元に連れて行く。だが意外にも親の冷たい反応に姫は失意の底に。姫は鬼と共に暮らす決意をするのだが……
かぐや姫戦争(単話版)

かぐや姫戦争(単話版)

少年のケンと少女のミコは、タイムスリップし、平安時代に来てしまう。そこで最初に出会った紫式部のはからいで、かぐや姫がいるという、お屋敷を訪問する。何とその屋敷の地下には驚愕の近未来的な軍需工場が隠されていた。そこに働く人々の正体は異星人たちであった。ケンとミコは異星人から、これまた信じがたい話を聞いてしまう。ここにいる、かぐや姫こそ、彼らの切り札だと言うのだ……
君棲む町(単話版)

君棲む町(単話版)

女子校生・咲耶の身辺に次々と奇怪な現象が起きた。その原因は今から450年前・戦国時代の咲耶の前世に由来した。咲耶は前世を「巫女姫」と名乗る巫女。邪悪の化身「鳴子御前」との因縁の戦いが展開していた。そして現代でもなおも続く邪悪な怪奇現象に終止符を打つべく、咲耶は前世の巫女姫と伴に、元凶・鳴子御前を永久に葬り去ろうと立ち上がる。
必殺!七人の女

必殺!七人の女

木村知夫が早見義夫とコンビを組んだ「必殺」テイストな時代劇コミック3タイトルを収録。「いってもらいます!」「仏滅屋おらん」「晴らし人お紋」いずれも女殺し屋が主人公。その主役の人数をたすと七人になるところから本タイトルが付けられている。また巻末には木村知夫伝説のデビュー作「かぐや姫戦争」(1976年)も同時収録。平安時代にタイムスリップした主人公たちが、宇宙戦争の覇権争いに巻き込まれるといった奇想天外なSF時代劇。某週刊少年漫画誌の有名な賞で受賞した作品。
招き猫の虎(単話版)

招き猫の虎(単話版)

時は戦国。主人公の斗羅(とら)は、陣羽織の背に、物言う招き猫を付けた勇猛果敢な武将。斗羅のお役目は、他国に嫁ぐ絹姫をお守りする事。だが、その他国の若君には邪悪な怨霊が憑りついていて、絹姫を殺そうとする。寸前のところを斗羅が救う。斗羅と招き猫は、絹姫と若君との婚約を成就させる為、憑りついた怨霊退治に乗り出す……
必殺仕置長屋 一筆啓上編

必殺仕置長屋 一筆啓上編

あの「必殺シリーズ」最新作がついに登場!お上が裁けぬ悪を仕置人たちがズバっと成敗!テレビシリーズでおなじみの中村主水や組紐屋の竜が登場する必殺ファン垂涎のストーリーが見逃せない!全編新作描き下ろしの大容量で満足感たっぷりの一冊!収録作品一筆啓上 主水が見えた一筆啓上 相場が見えた一筆啓上 所帯が見えた一筆啓上 刃が見えた一筆啓上 組紐が見えた
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晴らし人お紋

晴らし人お紋

必殺妖艶時代劇!はぐれ遊女のお紋は、川岸の小舟で体を売っていた。第六感の働くお紋は、客の行く末を鋭く感じ取り、亡くなった者たちの恨みを晴らす。第1話「その女と寝てはいけない…」、第2話「もう一度抱きたかった女」、第3話「死ぬ前に抱いた女」、第4話「記憶に残る女」、第5話「お紋の過去」。計5話収録。
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