あらすじ高校2年生の古井亜美は他界した父が遺した借金のために、母と弟と一緒にボロい一軒家で貧乏暮らし。テレビもパソコンもケータイも持ってないけど、節約と貰い物と自作アイテムを駆使して毎日を楽しく生きてます。自由に使えるお金は無いけど、きっと明日も元気に笑って過ごせます。この手と頭と前向きな気持ちがあれば! 「中流」と「最貧困」の間に居ながらも、みんなと一緒に青春を謳歌する貧乏女子高生の日常物語、第1巻!!
いつでも明るく前向きで、貧乏だけど楽しく暮らす女子高生の亜美。 段ボールや不用品を使って遊び道具を作ったり、バイトも勉強も学校生活も全力で楽しむ姿勢がかっこいいです。 亜美の弟をバカにする男の子も、亜美を敵視するクラスメイトも、いつのまにか彼女の純粋さ天真爛漫さに魅了されてしまいます。 明るくて可愛くて性格も良くて頑張り屋さんで家族想いで働き者で……こんな主人公、最後の最後には報われるに決まってる! と思いながら読んでいたのですが現実は厳しいですね。現実は厳しいなんてわかってるので、漫画の主人公である亜美ちゃんぐらいは手放しで幸せになってほしかったんだなあ……。 決してバッドエンドではないのです。最後の最後まで亜美ちゃんは前向きだし笑顔でいるのです。いいお話だと思います。 でもさあ、と思ってしまうんです。亜美ちゃんが笑ってるからいいけどさあ……。