あらすじ

加速する戦争文学――! 西島大介の未完の大長編『ディエンビエンフー』ついにトゥルーエンド(本当の完結)へ。米軍完全撤退直前、ベトナム戦争末期1973年。敗れたヤーボの仇を討つべく、グリーン・ベレーの美少年ティムは立つ。【著者コメント】「本当の完結」を宣言しスタートした本作も、既に折り返し地点を越え、物語はこの第2巻で3分の2までを消化。本巻のラストを飾る第12話の舞台は1973年2月の旧正月(テト)。角川版でもIKKI版でも繰り返し描いた「冒頭のラストシーン」まで、残り1ヶ月というところまで物語は進行しています。ヤーボ大佐の復活フラグを完璧に折って殺した1巻に続き、今回の2巻ではその息子たるティムが死闘の末に果てます。全ての登場人物が死に絶えて、ようやくこの物語は完結を迎えるはず。非情なる物語、その終焉までどうかお付き合いください。双葉社新装版には未収録だった「アオザイ通信」を再構成したエッセイコミック『アオザイ通信完全版 #2~戦争と歴史~』も「双子のライオン堂」から発売中! (西島大介)※電子版には西島大介が責任編集を務める地下新聞『Dien Bien Phu Press TRUE END』Vol.1を収録
ディエンビエンフー TRUE END : 1

こんな戦争文学がまだあったのか―― 西島大介の未完の大長編『ディエンビエンフー』ついにトゥルーエンド(本当の完結)へ。完全新作の完結編第1巻ついに刊行。完結へのカウントダウンが始まった。1970年 ベトナム―― 最期の戦場。僕は彼女(プランセス)にハートを撃ち抜かれた。「最初の刊行より12年、ベトナム戦争よりも長い期間続けてしまった『ディエンビエンフー』。2度の掲載誌休刊を経ましたが、不撓不屈の精神で継続。完全新作の完結編『ディエンビエンフー TRUE END』第1巻を刊行いたします。「トゥルーエンド」とはマルチエンディングを前提とした言葉ですが、角川書店と小学館での未完を「バッドエンド」とし、今度こそ双葉社「月刊アクション」で完結を迎えます。物語の断片の幾つかは「黒歴史」化されますが、双葉社新装版1~6巻及び本書から始まる『ディエンビエンフー TRUE END』を読めば、本来求められた「トゥルーエンド」へと到達できます。より厳密に言えば、旧版1~10巻(第一部と第二部)までは「正史」として位置付けられ、『TRUE END』との物語の齟齬はなく、新装版の6巻から飛んでも、旧版10巻から飛んでも、『TRUE END』1巻へと正しく接続されます。しかし11、12巻(旧版第三部)はパラレルワールドの出来事になります。と、説明が多くなってしまいましたが、何も気にせず新規に『TRUE END』だけを読んでいただいても全く問題ありません。これまでの物語を要約しつつ、完結へと導くようになっています。『ディエンビエンフー TRUE END』は全3巻刊行予定。2018年内には完結を迎えます。この機会を最後のチャンスと思い、今度こそラストシーンへ連れて行きますので、「トゥルーエンド」を見届けるまで、僕を信じてついてきて下さい。」(西島大介)

ディエンビエンフー TRUE END : 2 【電子コミック限定特典付き】

加速する戦争文学――! 西島大介の未完の大長編『ディエンビエンフー』ついにトゥルーエンド(本当の完結)へ。米軍完全撤退直前、ベトナム戦争末期1973年。敗れたヤーボの仇を討つべく、グリーン・ベレーの美少年ティムは立つ。【著者コメント】「本当の完結」を宣言しスタートした本作も、既に折り返し地点を越え、物語はこの第2巻で3分の2までを消化。本巻のラストを飾る第12話の舞台は1973年2月の旧正月(テト)。角川版でもIKKI版でも繰り返し描いた「冒頭のラストシーン」まで、残り1ヶ月というところまで物語は進行しています。ヤーボ大佐の復活フラグを完璧に折って殺した1巻に続き、今回の2巻ではその息子たるティムが死闘の末に果てます。全ての登場人物が死に絶えて、ようやくこの物語は完結を迎えるはず。非情なる物語、その終焉までどうかお付き合いください。双葉社新装版には未収録だった「アオザイ通信」を再構成したエッセイコミック『アオザイ通信完全版 #2~戦争と歴史~』も「双子のライオン堂」から発売中! (西島大介)※電子版には西島大介が責任編集を務める地下新聞『Dien Bien Phu Press TRUE END』Vol.1を収録

ディエンビエンフー TRUE END : 3 【電子コミック限定特典付き】

【第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門推薦作 選出】終わりなき戦争文学、ここに完結(トゥルーエンド)。ついに迎える1973年3月29日、米軍完全撤退の時。2人は、お互いを知る。【著者コメント】「トゥルーエンド」に向かって最短最速で突き進んだ本作は、この3巻でようやく終焉を迎えます。2005年の角川書店でも、翌2006年から連載をスタートさせた小学館IKKI版でも、掲載誌休刊のために「未完」となったこの物語が、三度目の挑戦となる双葉社で「本当の結末」に辿り着けたことを嬉しく思います。昨年1巻刊行時に説明した言葉を再度引用します。・『TRUE END』は完全新作の完結編 ・いきなり『TRUE END』から読み進めても大丈夫 ・新装版1~6巻からそのまま『TRUE END』第1巻につながる ・旧IKKI版11&12巻は黒歴史=バッドエンドとなり『TRUE END』では別の世界を描く ・『TRUE END』は全3巻で完結し、2018年内にすべて物語が終了 ・旧IKKI版7~10巻は『TRUE END』と同一世界だが、新装版の刊行予定はない 上記の条件を満たす形で完結させることができました。角川版の刊行から数えると13年。本当の「ベトナム戦争」よりも長く時間がかかりましたが、思い描いていた理想的な「トゥルーエンド」に辿り着くことができました。悔いはありません。どうぞ、楽しんでください。Cam On!(ベトナム語でありがとう)(西島大介)※電子版には、電子書籍限定の未使用原画ギャラリーを収録」と追記致しました。