あらすじ猫娘症候群とは少女が「猫娘化」する原因不明の病。わかっていることは高確率で「女の子にドキドキする」ということ。猫娘女子高生のユキが働く喫茶「ねこたまり」に、ライバル店「シャノワール魔法學園」から宣戦布告!? 魅惑のキャストたち&豪華なサービスにユキたちは翻弄されっぱなし! そしてやってくる親友・りこの誕生会―――。ユキをめぐって猫娘と人間が大暴走!! ドッキドキの百合模様、愛が極まる第5巻!!
小児のうちに罹患する「猫娘病〈カトルス病〉」。患者には猫耳と尻尾が生え、時には猫に変身!そして何故か、女の子に惹かれるように……。 猫娘病の白椛雪はコミュ障のゲーマーだったが、高校の入学式に猫まみれで登場した彩野りことの出会いで、生活が一変!……私に友達?私が接客?本当に? ♡♡♡♡♡ 疾患としての猫娘という設定は、差別されることもあるが(4巻時点では)それ程深刻なものではないので、猫好きの方が安心して楽しめる様になっている。 様々な品種の特徴を持つ、猫娘高校生達の愛らしい活躍に癒され、更に随所に散りばめられた「猫あるある」や猫の解説を読んでいると(私は猫を飼った事がないので)猫を観察してみたくなる。 雪と共にりこの家の猫喫茶で働く猫娘達は、愛らしい上になかなか「出来る」子達。コミュ障で不器用な雪は引け目を感じるが、他の猫娘やりこに励まされ、辿々しく頑張る雪の姿は却って「尊い」。 菩薩のようなりこに惹かれる雪だが、人間関係を過剰に警戒する雪は何かあるとすぐ躊躇し、ぐるぐる脳内会議を始める。しかし、りこは雪のことが大好きで、優しく、時にグイグイ接触。頑なな雪の心が融かされる様子はやっぱり「尊い」! なかなか笑顔が出せないツンデレ猫娘を愛で、晴れて笑顔を見せる瞬間を待ち続けたい、そんな作品だ。