あらすじ

寿命は残り二か月を切った。「監視員」のミヤギと忘れられぬ時間を過ごしながらも、彼女を救う方法を模索するクスノキ。そして辿り着いた、たった一つの方法とは…? 三秋縋の人気小説「三日間の幸福」を漫画化。コミックスだけの新規描きおろしエピソード「小さな願い」を収録した完結巻。
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。(1)
毎日を無気力に過ごしていた青年クスノキは、ある日寿命を買い取ってくれる不思議な店の噂を耳にする。金に困って寿命の大半を売り払った彼は、余命3か月を「監視員」のミヤギと共に過ごすことになるが…。三秋縋の人気小説「三日間の幸福」を完全コミカライズ。
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。(2)
寿命の大半を売り払ったクスノキは、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるも、悉くが裏目に出てしまう。そんな中、最後の支えである幼馴染みのヒメノと再会を果たすが…!? コミックスだけの新規描きおろしエピソード「存在の言うまでもない軽さ」を収録。
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。(3)
寿命は残り二か月を切った。「監視員」のミヤギと忘れられぬ時間を過ごしながらも、彼女を救う方法を模索するクスノキ。そして辿り着いた、たった一つの方法とは…? 三秋縋の人気小説「三日間の幸福」を漫画化。コミックスだけの新規描きおろしエピソード「小さな願い」を収録した完結巻。
もっと!ふたりエスケープ

もっと!ふたりエスケープ

可愛いだけが取り柄の無職先輩と、締め切りに追われる漫画家の後輩が辛い現実から逃れて日常をパッと明るく楽しくするため、あの手この手で現実逃避をするコメディ漫画!コミック百合姫にて連載された「ふたりエスケープ」の続編同人誌が『もっと!ふたりエスケープ』として登場です☆連載の元となった同人誌と、コミックス未収録の原稿や書店販促用のカラーイラストなども収録しています。第一弾は「その1金沢でエスケープ編」♪ 金沢にエスケープするふたりをお楽しみください!!※本作は田口囁一の個人誌作品の電子書籍版となります。【23ページ】
ペンションライフ・ヴァンパイア

ペンションライフ・ヴァンパイア

【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】人類を脅かす怪物たち“カタラレ”と戦う改訂官(リライター)のエリ。しかし突然の終戦により普通の女子高生として暮らす事に! 学校生活に馴染めないエリは街中で吸血鬼(ヴァンパイア)の少女を見かけ、跡をつけてみると少女が経営するペンションに客として迎えられ…!? 人と吸血鬼の異文化コメディ開幕!
ふたりエスケープ

ふたりエスケープ

〆切に追われる漫画家の「後輩」は、どうにか心をパッと明るくしたい。そんな時、「現実逃避のプロ」を自任する無職の「先輩」からアドバイスが…! 携帯を封印(物理)したり、意味もなく終点の駅まで行ったり、斜め上の贅沢をしてみたり…。限界漫画家と、顔は良い無職。ふたり暮らしな現実逃避コメディー!!
フジキュー!!! ~Fuji Cue’s Music~

フジキュー!!! ~Fuji Cue’s Music~

憧れのバンド・ブルーベアーズに入れてもらうため、POPミュージック界最高峰の養成高等学校、国立音楽アカデミー(通称JAM)の首席卒業を目指すフジキューこと不死原求(ふじわらもとむ)!まったくの音楽素人が、持ち前の超ポジティブシンキングで、その難題に挑む……!!
シアロア

シアロア

「シアロアはもしかして神様か何かで いつもどこかで私達を見てるんじゃないかな」 “シアロア”。正体不明の音楽ユニット。彼らが歌にするのは、ある時は「非日常に憧れる優等生」のある時は「友人関係に悩む少女」のそしてある時は彼ら(シアロア)自身の感傷――今この位置を愛せない僕らに優しく突き刺さる“歌”をめぐる一人ひとりの物語。
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。
3ヶ月の余命で変わっていく男の人生
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 田口囁一 三秋縋 E9L
ANAGUMA
ANAGUMA
人生に疲れた男が寿命を買い取ってくれるという謎のお店で手にしたのは、残りの人生の価値をもとに査定された30万円。手元に残した余命3ヶ月をミヤギという監視員の女性とともに過ごすことに。 世にも奇妙な物語のような設定と、終始漂う退廃的な雰囲気が特徴の作品です。「余命モノ」という言い方はよくないかもですが、あまりピンとこなかったジャンルだったのに、本作には完全に心奪われてしまいました…。 始めの頃は主人公クスノキの鬱々とした暗い性格や振る舞いを冷めた目で見てしまうかもしれませんが、3ヶ月という限られた人生の中で彼は徐々に変わっていきます。そのキッカケはやはり隣りにいるミヤギ。 ただ見守るだけだった彼女の存在が物語とクスノキの人生に少しずつ光を当て始めてからは、残りページを読み終わってしまうのがもったいないような切ない気持ちになります。作品の中に滞在してるのが心地いい感じというか。 私小説的な語り口で、どことなく閉じた世界観。人を選ぶような気はしますが、なにか行き詰まりを感じてる方に読んでほしいかも。ほんの少しかもしれませんが、読む前より前向きな気持ちになれるはずです。