あらすじZTTとの勝負を終え、落ち着いた格ゲー生活に戻ったミノ。ゲームセンターで知り合った友だちと触れ合いながら、ミノは徐々に自分の将来について考え始める。「ゲームで強くなって…その先に何があるんだろう…」ゲームを楽しんだその先に何があるのか、答えを求めて彼女は今日も筐体の前へと足を運んでいく──少女たちが織りなす青春格ゲー物語、感動の完結編!
現実から逃げるようにゲーセンに入った女子高生は、プロゲーマーを目指す女子と出会う。センスを見込まれ、共にプロを目指そうと誘われるが……。 □□□□□ 百合姫連載なのに、女子の恋愛は全く描かれない。微塵もだ。主人公はプロを目指す女子に格ゲーを指南されるが、センスと裏腹に格ゲーについて何も知らず、自分が本当にゲームをやりたいのかどうかすら、よく分からない。 根本的に自分を持たない人が、様々な出会いをきっかけに自分を知り、自分の「好き」の形を確かめていく物語。もどかしさはあるが、ラストに向かって主人公の心と技術が噛み合って、急激に成長する姿にドキドキさせられる。 私は格ゲーには詳しくないが、1秒を60フレームに分割するシビアな世界、細かな計算と先の読み合い、それを支える技術、煽り合う精神力等々、深い世界だと感じる。この辺に関しては、是非ゲーマーの方の解説を伺いたいと思う。