あらすじ妖怪が見える女の子・鳩子。猫又のここねと記憶喪失の少女ツノと3人で、町中の妖怪に郵便を届ける仕事をしています。穏やかで平和な日々が続いているけど、ツノはなんだか鳩子の言動に違和感を覚えて・・・そして遂にツノの正体が明らかに!人とあやかしをつなぐ物語、完結です。★単行本カバー下画像収録★
沢山の魑魅魍魎が現れる妖怪譚ですが、現代を生きる妖怪事情が、一つひとつ面白い。彼女達は困っていたりもするけれど、皆あっけらかんとしたたかで、可愛い絵の笑えるコメディになっています。 現代に適応した彼女達、欲しい物は通販で調達!なんとまぁ……。その注文品をお届けするのが、主人公の鳩子と猫又のここね。 鳩子は人ながらに妖と交流できる存在。時折危険があっても、力のあるここねが側で守る。鳩子の祖母から続く縁で、鳩子を強く想うここねと、無表情だがここねを信頼する鳩子の関係が温かで良い。 妖怪達も、人に「認識」されないと存在が危うく、認識してくれる鳩子はとても大事にされる。それ故、妖怪譚でありながら、何処までも優しく温かな作品になっているのです。 鳩子の存在の不思議さ、居候の鬼?の子の少しの不穏さも、とても優しいラストに収束するので、安心して読んでみて下さい。 (出てくる魑魅魍魎が、ほとんど女の子なんだよな……)