認知症の祖母の介護とアルバイトに人生のすべてを捧げていた少女・灯莉。自殺を決意した日、祖母の背中から、「アリス」と名乗る少女が現れた。アリスは、「私を殺した人」のところへの道案内を灯莉に頼むのだが……
かつて祖母をモデルに少女<アリス>を描き続けた画家・小鳥遊窓と、自分を捨てた母が一緒に行動していることを知った灯莉。少女たちが、旅路を終えるとき、アリスの正体が見えてくる!