あらすじ

タクシー強盗を企てた老人。突然キレて傷害事件を起こした青年。時効成立後にすがたを現した強盗殺人犯。恩人の死体を残して失踪した男。検察官・木曽川の眼は彼らの心に潜む真実を射抜く。「人を裁く」とはどういうことか。リアル法曹ストーリー第2巻。
検察官キソガワ(1)

元・動物行動学者の木曽川(きそがわ)は「生まれながらの悪人はいない」をモットーに、数々の犯罪に立ち向かう凄腕の検察官。ある日の深夜、住宅街にあるコンビニ前で拳銃乱射事件が発生。撃たれた3人は全員即死。現場で現行犯逮捕された被疑者は13歳の少年だった…。法律の隙間を狙った、許されざる犯罪とは? テレビドラマ化された、魂の震える法曹ストーリー第1巻。

検察官キソガワ(2)

タクシー強盗を企てた老人。突然キレて傷害事件を起こした青年。時効成立後にすがたを現した強盗殺人犯。恩人の死体を残して失踪した男。検察官・木曽川の眼は彼らの心に潜む真実を射抜く。「人を裁く」とはどういうことか。リアル法曹ストーリー第2巻。

検察官キソガワ(3)

動機不明のまま犯行を重ねる連続爆弾魔。妻殺しの疑いをかけられた悪徳金融業者。医師でありながら人命を奪った男。数々の男から金品を貢がせた美女。彼らの一見「怪物」のような所業の内に、木曽川は「人間」を見る。被疑者たちはなぜ罪を犯したのか? 重厚な法曹ストーリー第3巻。

検察官キソガワ(4)

法廷で突然自白を翻した男。心臓病の子供によせられた募金を横領した男。妻に暴力をふるい続ける夫。会社ぐるみの犯罪を1人でかぶろうとした会社員。「困っている人を助けるのに理由がいるのか?」検察官・木曽川は彼らの心を真正面から静かに見つめ続ける。慧眼冴えわたる法曹ストーリー第4巻。

検察官キソガワ(5)

信頼していた後輩に手をかけた男。自分の息子を誘拐した父親。両親を殺された復讐を15年かけて遂げた息子。自分の派閥を告発しようとした男。どこにいようと何を見ようと、検察官・木曽川の真実を究明する視線は微塵も揺るがない。人間の内なる悪を憎み、孤独に闘う凄腕の検察官の行く末は? 信念の法曹ストーリー最終巻。