あらすじ

彼女の名は紫那子。私を虜にしてやまないエキゾチックで美しい女だった――。資産家・木嶋尚佐の娘である紫那子は勘当され、ひとり郊外の屋敷に住んでいた。彼女のもとに通う小説家・仁科はいつも不つりあいに大きな鏡のある部屋で彼女を抱いた。彼女には奇妙な育て方をされた絵梨香という娘がいた。罪の子・絵梨香をめぐる連作「硝子越しの月」「翡翠色の月」を収録。
華月夜(1)

藤桜家に宿る美しき守護神、華月夜。先祖代々の当主に仕え、旧家を守り続けてきた――が、若き御曹司・昴に縁談話が舞い込むと、いつものおせっかいが始まって――?表題作「華月夜」「月下美笑」をはじめ、ファンタジック官能コメディー全4作品を収録。

華月夜(2)

彼女の名は紫那子。私を虜にしてやまないエキゾチックで美しい女だった――。資産家・木嶋尚佐の娘である紫那子は勘当され、ひとり郊外の屋敷に住んでいた。彼女のもとに通う小説家・仁科はいつも不つりあいに大きな鏡のある部屋で彼女を抱いた。彼女には奇妙な育て方をされた絵梨香という娘がいた。罪の子・絵梨香をめぐる連作「硝子越しの月」「翡翠色の月」を収録。