あらすじ味平と仲代の「包丁試し」対決は一勝一敗のあと、最後の刃物祭りを残すのみとなった。仲代の得意技、’水面浮島十文字ぎり’に挑む味平。そしてついに「包丁試し」3番勝負の勝敗が決まった。しかし、こんな技は曲芸にすぎないという包丁貴族・団英彦の提案で、潮(うしお)勝負をすることに。塩だけで吸物に味をつけるこの勝負は、料理人の長年の経験と勘を必要とするため、あきらかに味平にとって不利であった…。