手塚治虫文化賞短編賞+文化庁メディア芸術祭優秀賞ダブル受賞の本作、待望の第5巻! かつて本作は松坂慶子主演で映画化、大好評を博しました。この第5巻も相変わらず喜怒哀楽てんこ盛りです。愛らしい4コマ漫画キャラ、アザラシのゴマちゃんで有名な『少年アシベ』を描き一世を風靡した著者がストーリー作品に挑み、人生の哀歓を深く描き切り、読む者を感動させた新境地です。手塚治虫文化賞と文化庁メディア芸術祭優秀賞ダブル受賞をしてからも更にその内容を充実させています。約7年ぶりの刊行となる第5巻は、WEBコミックアクションで配信された2シリーズ、計6作品をまとめたもの。
読み終わったあとで、「Amazonさん、今回はなかなか良いものを薦めてきたね。他に似た系統の作品はないの?」と類似作品を探したことを覚えている。 タイトルに「大阪」とあるように、大阪が舞台の、大阪弁満載の人情劇。 吉本新喜劇で、ギャグ連発じゃない部分というんだろうか。 適切な例えが思いつかない。 老若男女がおりなす、一話完結の不思議な世界。 未読の方は、第一話だけでもお試しでどうぞ。 独特な世界観で、言葉では伝えきれない部分があるので、ぜひ読んでみてほしい。 ちなみに第一話の表紙イラストは、下記のヤンキーヤンキーしている子のビフォーアフターイラスト。 このちびっ子が大きくなってこうなるのかと考えて、思わず「ぅわ゛」と言ってしまった。 次ページでもヤンキーヤンキーしている、この男の子の家族関係が、第一話の根幹となる。 テンポよくストーリーが進んでいくので、ドラマを見ている気持ちであっという間に読み終えてしまうと思う。