中学3年生の高岡麻衣が、伯父で著名なピアニスト・小澤一馬の家で2才年下の少年・神崎奏と出会ったのは3年前。麻衣には音楽に触れると、演奏者の感情やオーラなどが視える不思議な能力があり、奏にピアニストとしての才能を感じる。再会を果たした2人は互いに想い合う気持ちが強くなるが、奏の母・しのぶは交際を禁じ、一家は行方をくらました。数年後、しのぶは麻衣のもとに再び姿を現し、一馬を呼び出させて奏にピアノを教えるよう、強要する。過去、しのぶと一馬の間に何があったのか。それがきっかけとなり、奏は思わぬ事故に巻き込まれる。