あらすじ

砂漠の民を統率することにおいて天才的な手腕を発揮した匈奴軍の総督だったが、トルファンの少年王に追い詰められる。そして総督の死とともに、西域における匈奴軍の勢力は急速な失墜をたどるのだった。絶え間ない戦火に翻弄される男と女。砂塵の彼方に愛はあるのか!?
トルファンの西(1)

明王朝が栄えた時代、西域にある後車国に友好の証として贈られた籠妃・華妃。しかし後車国は匈奴軍に襲われ滅亡、華妃も命を落とす。華妃の娘・美華はあやうく難を逃れ、母の故郷である景徳鎮に向かう。白磁作りに命をかける焼き物師の一族の里で、美華は王家の姫という身分を隠し、数奇な運命をたどり始めた。

トルファンの西(2)

王家の姫という身分を隠し、小佳と名を変えた美華。トルファンの西を守る砂漠の狼将軍と出会い、激しい恋に落ちる。しかし、匈奴軍はとるファンをも侵略し、征服をし、狼将軍は片腕だけを残して生死不明になる。ある日変わり果てたトルファンを目にした小佳は、現れた匈奴軍の総督に捕らえられる。彼は自分の実の娘とも知らず、小佳を抱くのだった。

トルファンの西(3)

砂漠の民を統率することにおいて天才的な手腕を発揮した匈奴軍の総督だったが、トルファンの少年王に追い詰められる。そして総督の死とともに、西域における匈奴軍の勢力は急速な失墜をたどるのだった。絶え間ない戦火に翻弄される男と女。砂塵の彼方に愛はあるのか!?