あらすじぼくたちの世界というのは、盤の上に無作為に積みあげられた将棋の駒のようにみえる。ひとりずつが将棋の山から駒を抜いている。自分が一枚取っても山は崩れまいとタカをくくっている。抵抗する者も、しない者も、望まぬ者も、みんながである。(本書あとがきより)続きを読む