あらすじぼくたちの世界というのは、盤の上に無作為に積みあげられた将棋の駒のようにみえる。ひとりずつが将棋の山から駒を抜いている。自分が一枚取っても山は崩れまいとタカをくくっている。抵抗する者も、しない者も、望まぬ者も、みんながである。(本書あとがきより)
アイスタイム BC兵器の短編。過激派がBC兵器を盗もうとしている場面から物語は始まる。 読み応えもあり俺の好きなハードボイルド劇画だ 実験 戦争により恐慌状態になった時代で始まり、作中の電車事故から話が急転する。ラストがタイトル通りの内容で素晴らしかった。 五月の晴れた日 「何を読んでる?」 「チャンドラーさ。」 「おもしろいか?」 「おもしろかないが心にしみる」 この辺が関川夏央の原作だなってつくづく思う。 宿命 面白いが感想がかきにくい内容だ... あとがき 原作に対して作者の松森正と同じ感想を持つ部分がありちょっと嬉しかった。