あらすじ

ここは魔界。悪魔は皆「使い魔」と呼ばれる魔物を従えている。だが、落ちこぼれの悪魔パティには使い魔が一匹もいない……。そんな彼女がやむなく選んだのは、ただのオッサン・ノーマン(種族・人間)。人間の割に結構強い彼は、魔界の生物が大好きすぎるマッドな研究家なのだった! 最弱少女悪魔×最凶オッサン! 珍妙コンビのゆるゆる魔界道中記、ただいま開幕。
ウチの使い魔がすみません 1巻

ここは魔界。悪魔は皆「使い魔」と呼ばれる魔物を従えている。だが、落ちこぼれの悪魔パティには使い魔が一匹もいない……。そんな彼女がやむなく選んだのは、ただのオッサン・ノーマン(種族・人間)。人間の割に結構強い彼は、魔界の生物が大好きすぎるマッドな研究家なのだった! 最弱少女悪魔×最凶オッサン! 珍妙コンビのゆるゆる魔界道中記、ただいま開幕。

ウチの使い魔がすみません 2巻

1巻発売後に即重版決定、じわじわっと反響拡大中! オッサン×少女の魔界珍道中記! 失踪した放蕩オヤジを捜すため、魔界を旅するパティ。使い魔のオッサン、ノーマン(魔物研究家)は、結構強いがしょっちゅう暴走……主人なのに振り回されまくるパティの明日はどっちだ!? 遺跡をぶっ壊したり、謎の巨大生物に遭遇したり、珍妙コンビが魔界をにぎわす!

ウチの使い魔がすみません 3巻

1、2巻ときどき重版出来、じわじわ反響拡大中! 苦労性幼女が最強オッサンに振り回されまくる魔界珍道中記、最新刊!指名手配中のオヤジを捜すため、魔界を旅するパティ。おともの使い魔・ノーマン(人間・魔物研究家)は、結構強いけど暴走しまくりでパーティー全員マジ迷惑……!!  雪原で密林で温泉で、ノーマンがのびのび暴れ倒し、パティがおわびしまくる第3巻!

ウチの使い魔がすみません 4巻

1~3巻ときどき重版出来、じわじわ反響拡大中! 苦労性幼女が最強オッサンに振り回されまくる魔界珍道中記、最新刊! 指名手配中のオヤジを捜すため、魔界を旅するパティ。おともの使い魔・ノーマン(人間・魔物研究家)は、結構強いけど暴走しまくりでパーティー全員マジ迷惑……! 国のすんげえ大事な宝を父親が盗んだと知ってパニックになるパティ(&我関せずのノーマン)。レッツお詫び行脚、怒らないでねえらい人!!

ウチの使い魔がすみません 5巻

親父が盗んだ『魔王の宝物』を万魔殿に届けに来たパティ&使い魔のノーマン(人間・魔物オタク)。そこに大量の使い魔を率いて現れたのは指名手配中の親父! しかも突然万魔殿に攻め込んできて、もう王都は大パニック!  これまで多くの苦労を掛け続けてきた親父に、ギャフンと言わせることができるのか!? 万魔殿編、クライマックスの第5巻!!

ウチの使い魔がすみません 6巻

使い魔登録の期限がとっくに切れていたことが判明し組合のテストを受けることになったパティとノーマン。テストで失格になったら、精神的にやられそうな合宿に強制参加!! 絶対受からなければ…!! 悪魔と使い魔の絆が試される第6巻!! 見習いシェフ・オットー回やもふもふ使い魔マウの一日も収録!

ウチの使い魔がすみません 7巻

行方不明になったノーマンを捜すため、サバゲーに参加することになったパティたち。しかし目の前に現れたのは敵チームの大将になったノーマンだった! 赤(パティ)チームが勝ったら魔王の宝物ゲット、青(ノーマン)チームが勝ったら大スキャンダルが待ち受ける!? パティの絶対に負けられない戦いが幕を開ける──!!

ウチの使い魔がすみません 8巻

愛の街・ユリリスで出会った イケメン竜・ヤゼルとラザニールは 行動を共にする中で、ますます距離が縮まっていく…。魔王の宝物の居場所を見つけたパティ一行だったが、ラザニールとヤゼルの2人に辛い試練が待ち受けていた!! 果たしてラザニールとヤゼルの恋(?)の行方は──!? パティとオットーの大喧嘩回も収録!

ウチの使い魔がすみません 9巻

パティ一行が次に訪れたキカイの街・セプテゴル。そこで出会ったのはパティと同い年ぐらいの少女。彼女は父親が出稼ぎに出ている為、一人で慎ましく暮らしていた。境遇が似ている彼女と徐々に仲良くなっていくパティ。しかし、ノーマンはある違和感を感じていた…。そして新章開幕! 次の舞台は人界!? ラザニールのある秘密が明らかになる番外編も収録!!

ウチの使い魔がすみません 10巻

人間界にて無事に宝物を手に入れてたパティとノーマンは クソ親父とケリをつけるべく魔界へ帰還。しかしそこで待ち受けていたのは使い魔管理組合の総帥!! 再びパティとノーマンの絆を試しにかかる!! こんなところで油を売ってる場合ではなのに…!! そして…ついにクソ親父と再び対峙! 超絶怒涛の最終章開始──!!!

ウチの使い魔がすみません 11巻

パティの父・バグリスによって大海竜・レヴィヤタンが復活! みるみるうちに魔界は海に飲み込まれていく…。レヴィヤタンに対抗すべく七首の赤竜、魔王・サタナエルを復活させようと考えたパティ一行は竜骸諸島へと向かう。しかし竜骸諸島へと到着するやいなや全員の意識が朦朧とする…。目を覚ますと自分と同じ姿をした謎の人物が立っていた――。魔界の未来は…? バグリスとの決着は…!? 幼女使い魔と人間おっさん使い魔の魔界珍道中記ついに完結!

ウチの使い魔がすみません

ダンジョン飯「っぽい」魔界道中記

ウチの使い魔がすみません 櫓刃鉄火
ぱにゃにゃんだー

流行り的なものの流れをきちんと把握していないので、恐縮ですが、それでもダンジョン飯以降ダンジョン的な題材を取り込む作品が増えてきた(もしくはそれらにスポットが当たるようになった)ように思います。 しかしながら、(ごく個人的で感覚的なものなのでどこまで一般的なものとして共有できるのかは不安ですが)ダンジョン飯的な感じをダンジョン飯以外からはあまり感じたことが、いままでありませんでした。 そこでようやく、『ウチの使い魔がすみません』の話になるのですが、試し読みの1巻を読んだとき、なんとなく「ダンジョン飯っぽい」と感じました。 この作品には、いわゆるダンジョンは出てきませんし、飯を作ることもないのですが、異世界や異世界の生き物に対する細かさと、それらに対するある種の偏愛が引き起こすギャグのテンポが、ダンジョン飯と似てるのかなと思います。 子供悪魔の使い魔になった人間のノーマンは、魔物研究に取り憑かれた暴走機関車のような男で、シリアスな展開であろうとレアな魔物や悪魔がいれば、解説をまくし立て、鼻息荒くサンプル採取を敢行する、常軌を逸したキャラとして描かれています。 この人間使い魔のノーマンの魔物への偏愛とそれ故の細かい魔物の生態分析が、ダンジョン飯っぽさをわたしに感じさせたのかなと思います。ダンジョン飯も異世界生物を飯の材料としてみる細かさがありましたし、味への探求的偏愛も描かれていたように思いますので。 ただ、あくまでも「っぽい」だけで、作品としての類似性はほぼ無いに等しいです。けど、このっぽさが気に入って読み進めてしまいました。 異常な行動力の持ち主に振り回されるドタバタギャグが好きな人なら楽しめると思いますので、どうぞぜひ。