あらすじ

その昔、魔術の国ラバンサラと大国カラマスルートは勢力争いが絶えなかった。そこで両国の王は協力し、二国間にオリスルートを建国し、均衡を保った。その理念はシルヴァン学院にも受け継がれ、卒業生に贈られる金の樫の木のブローチは、正式なオリスルートの使者の証となった。その使者のタマゴである、フェンネル、ヴィンセンス、アリアンの3人は、学院長からある使命を授かるが…。
オリスルートの銀の小枝 1巻

その昔、魔術の国ラバンサラと大国カラマスルートは勢力争いが絶えなかった。そこで両国の王は協力し、二国間にオリスルートを建国し、均衡を保った。その理念はシルヴァン学院にも受け継がれ、卒業生に贈られる金の樫の木のブローチは、正式なオリスルートの使者の証となった。その使者のタマゴである、フェンネル、ヴィンセンス、アリアンの3人は、学院長からある使命を授かるが…。

オリスルートの銀の小枝 2巻

勉強もスポーツも優雅にこなすフェンネル、優秀だが努力を怠らないヴィンセンス、そして、落第すれすれのアリアンは、シルヴァン学院の美男子3人組。ある日、学院長から西の院の秘密書庫の鍵を授けられたフェンネルとヴィンセンス。フェンネルには、自身の力に立ち向かいコントロールする知識を。ヴィンセンスには、魔術を使うものへの理解とそれを受け止める心を学ばせるため、魔術の知識を深めるよう促す。一方アリアンは、レッドカード5枚で追試が確定し、退学の危機に陥っていた!?

オリスルートの銀の小枝 3巻

王宮での一件から無事帰還したアリアンは、休暇のため家に帰ることになるが、学院に残って金枝の使者と会うことになっているフェンネルたちを思うと、仲間はずれにされたような気分だった…。そんな時、突如現れた巨大な鳥に襲われそうになったアリアンは、金枝の使者で魔術の専門家ディアナ・オリアスに助けられる。学院に向かう筈だったディアナは鳥を追うため去ってしまい、そのことを知らせるため学院へ戻るアリアンだったが…。

オリスルートの銀の小枝 4巻

鳥や小動物に潜り込み、彼らの体を使い、移動することができる黒魔術の霊。仮面の王も同様で、死の馬と呼ばれる現地と冥界を自由に行き来できる生物に入り込み、冥界へ帰らずこの世に留まり続けていた。一方、死の馬にフェンネルと仮面の王がかけた二重の魔術を解くため、金枝の使者オリアスはフレイと合流して死の馬を捜し、ヴィセンスとアリアンはフェンネルを捜し続けるため別行動を取るが…。