あらすじいくえみ綾が描く「その後」の日常。十川善十、とある札幌のバーで働くバーテンダー。北海道を襲った大地震の後、日常を取り戻すべく仕事に励む善十と一葉。しかしバーテンダーの先輩・汐を巻き込んだ謎の事態が続く。その歪んだ欲望を投げつけてきた人物は… 僕らの日常はいとも容易く壊されてしまう…そして…!?
主人公の十川善十が頼りないし、ダメダメなんだけど、母性本能をくすぐってくるタイプで助けてあげたくなる。 心の声は、とても分かりやすく、そうかそうかと思いながらその世界に入っていける。 人には、表の顔と裏の顔があるし、好き嫌い、駆け引き、やきもち、自分では理解できない気持ちもたくさんある。 そういう、心の機微をいくえみ作品は、描いてくれる。 やきとりやのおじさんの話には、涙が出た。 3巻まで読了。