あらすじ

歌舞伎の名門・玉乃屋(たまのや)の御曹司で若手女形役者の松川惣五郎(まつかわ・そうごろう)と、同じく名門・大谷屋(おおたにや)の御曹司で立役の若手有望株・新井源介(あらい・げんすけ)。ある日二人は、夫婦役で初共演することになる。同い年で人気も実力もある源介をライバル視していた惣五郎だが、源介から「ずっとお前と一緒に舞台に立ちたかった」と言われ……? 梨園の御曹司同士の恋絵巻、華やかに開幕――!! 【電子版限定おまけ付き】電子版描き下ろしカラーイラストペーパー(1点)を収録!!
花恋つらね(1)【電子限定おまけ付き】

歌舞伎の名門・玉乃屋(たまのや)の御曹司で若手女形役者の松川惣五郎(まつかわ・そうごろう)と、同じく名門・大谷屋(おおたにや)の御曹司で立役の若手有望株・新井源介(あらい・げんすけ)。ある日二人は、夫婦役で初共演することになる。同い年で人気も実力もある源介をライバル視していた惣五郎だが、源介から「ずっとお前と一緒に舞台に立ちたかった」と言われ……? 梨園の御曹司同士の恋絵巻、華やかに開幕――!! 【電子版限定おまけ付き】電子版描き下ろしカラーイラストペーパー(1点)を収録!!

花恋つらね(2)

「絶対誰にもわたさねえ」の言葉と共に、源介に抱きしめられた惣五郎(そうごろう)。「いつか絶対『おれも』って言わせてやるから」とだめ押しまでされてしまう。意識しすぎて態度がぎこちなくなる惣五郎に、源介(げんすけ)は、今すぐどうこうではないから、あまり気にしないでほしいと言ってくる。惣五郎だってこの舞台は成功させたい。ひとまず稽古に専念する二人だが……? いよいよ二度目の共演舞台「三人吉三」の幕が開く――。梨園(りえん)の御曹司同士の恋絵巻!!

花恋つらね(3)【電子限定おまけ付き】

「お前が好きだよ。でも相方としてってことじゃない」突然のキスと告白で惣五郎の自分への想いを知った源介。心のままに自分も好きだと伝えるが、惣五郎には信じてもらえず避けられてばかり。そんな中、一ヵ月の全国巡業の旅が始まり、同室になった惣五郎と源介は二人きりで一夜をすごすことに……!? 梨園の御曹司同士の恋絵巻、ついに二人の想いが重なる待ってましたの第三巻! 【電子限定おまけ付き】描き下ろしイラストペーパー(1P)収録!

花恋つらね(4)

ついに想いが通じ合い、恋人同士となった惣五郎と源介。「体をつなげるのは巡業が終わってから」と約束し、無事舞台を務め上げ千秋楽を迎えた。時は学園祭シーズン、学校へ戻った惣五郎たちは衣装作りを頼まれ源介宅で泊まりで作業することに。期待と不安の入り混じる中、とうとう二人は“約束”の夜を迎え……!?

花恋つらね(5)【電子限定おまけ付き】

若手歌舞伎役者の登竜門・新春浅草歌舞伎で、大役を担うことになった惣五郎と源介。しかし気合を入れて臨んだ稽古初日、源介はベテラン役者の雲之介から徹底的なダメ出しを受けてしまう。源介との恋でまたひとつ大きく成長した惣五郎との落差に、源介の自信は次第に失われてゆき……!? 梨園の御曹司同士の恋絵巻、試練と成就の第五巻――!!

花恋つらね(6)【電子限定おまけ付き】

ようやく身も心も結ばれた惣五郎と源介は、恋人として残り少ない学園生活を満喫していた。だが二人が結ばれた翌朝、同じ布団で眠る惣五郎たちを見てしまった源介の兄・蔦丸は、悩んだ末に惣五郎の従兄である武市に相談を持ちかけて……!? 花も嵐も吹き荒れる、梨園の御曹司同士の恋絵巻!!

花恋つらね(7)【電子限定おまけ付き】

惣五郎の従兄・武市、源介の兄・蔦丸に関係を猛反対されながらも、共に歩んでいくことを選んだ惣五郎と源介。友人の西田に協力を仰ぎ、当面の問題を解決しようと奔走する。一方、惣五郎たちの仲を知りながら沈黙を貫く惣五郎の祖父・菊右衛門は、彼らにかつての自分たちの姿を重ねていて……。それぞれの覚悟が交差する、梨園の御曹司同士の恋絵巻!!

花恋つらね(8)【電子限定おまけ付き】

蔦丸と惣五郎の従兄・武市は、惣五郎の祖父・菊右衛門が当初からこの事実を知りながらも静観していることに疑問を抱きはじめ……? 梨園の御曹司同士の恋絵巻、引き継がれる想いと絆の第八巻!!

花恋つらね(9)【電子限定おまけ付き】

弁天小僧という大役をもらったものの役が全く掴めずに苦しむ惣五郎は、過去に同じ役を立派に演じきった源介の兄・蔦丸にアドバイスを求めにいく。一方、名前が売れたことでプライベートを週刊誌に狙われ始めた惣五郎と源介は、自分たちの関係が内輪だけの問題でなくなることを実感し始め……?

花恋つらね(10)【電子限定おまけ付き】

役者として本格的に注目され名実ともに力をつけていく惣五郎と源介。だがプライベートまで視線を集めることに危機感を募らせていた。一方、二人の関係を反対し続けている源介の兄・蔦丸は、とうとう惣五郎の祖父・菊右衛門に直談判しにいき……!? 梨園の御曹司同士の恋絵巻・堂々完結!!

花恋つらね

同級生でライバルの源介と惣五郎が惹かれ合う

花恋つらね 夏目イサク
るる
るる

とても面白い。 源惣カップル、祖父の代の(決別した) 源惣カップルが実は存在した。 孫の代になって偶然にも源惣が結ばれた。祖父2人がそう決断しないと今の源惣は存在しないわけで何とも複雑。 2人ともこの先家を継ぐ人間になっていくわけで、世襲制が厳しい世界でこのまま子供を作ることなく2人で生きていけるのか、話は面白いけど着地点が見えない。どう解決するんだろう。2人が一緒に幸せになって欲しいからハピエン希望だけど正直言って不安。 9巻読んだ。 2人の間に邪魔入らないのが好き。 仕事がメインになりつつある9巻。 これはきっと思いまで一緒に蘇った源惣カップルの再来となりそう。 ひとまずの区切りに向けてってことだけど、 やっぱり跡取り問題が気になる。 2人に傷ついて欲しくないよ。 10巻完結。 後継問題はオープンのまま終了。 でも周りはこのまま静観する、2人の意思に任せる方向になった。 養子の選択肢もある。(と話題に出ただけでも進歩) 2人の与三郎とお富を見た菊右衛門さん、自分の代の源惣コンビの再現を見たようで嬉しかっただろうなーと涙出た。 なにが正しかったんだろう。 寿一郎さんと貫く選択だったらと思い、でもそうすると今の源惣コンビは存在しない。 せめて最後に一度2人で舞台に立ってて欲しかった。 でもそれも全て今の源介と惣五郎が叶えてくれるだろうな。