あらすじ夫の実家での同居が始まった。光は新しい生活にも順調と思えたが、義母の障碍への理解は進まず、幸子の焦りは深まるばかりで…!?絶筆となった最終2話のネーム、本作の先がけとなった読み切り作品「さんきゅう先生!」「春のまなざし」も収録した、著者渾身の最終巻!!
小学生の頃、学校の図書館に置かれていたので、 最初は「やったー漫画だ」という感じで読み始めました。 しかし、綺麗な絵柄に反してとても重たい内容に、 いつしか真剣に読むようになりました。 その当時、小学校中学年くらいということもあり、 まだあまり障がいについて分かっていなかったのですが、 「光とともに…」を通して、自閉症という障がいがあるということ、 本人や家族がどのような出来事に出くわし、どのような悩みを抱えるのかということを初めて知りました。 また、障がいがある子にどういう考え方でどのように接したら、 その子にストレスを与えずにコミュニケーションが取れるのかということも 漫画を通して少し分かりました。 決して教育目的のみで描かれた漫画ではないので、 漫画のストーリーとしても面白く、母と熱心に読んでいました。 悲しいことに、この素晴らしい作品を描いた作者の方が 途中で亡くなってしまい、漫画が最後まで完全な形で描かてることはありませんでしたが、 障がいに対する私の考えの根底を築いてくれた、とても大切な作品です。 ぜひ沢山の人に読んでいただきたいです。