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さよなら ハヰドランジア(上)
舞台は昭和初期。大學に通う司葉公太(しばこうた)は楽しいことが大好き。お祭りごとを企画しては先生に怒鳴られている彼は、ただいま商業演劇=「レビュー」に夢中。歌も劇もお笑いも風刺も織り交ぜた庶民のための娯楽、レビューを楽しむ観客の笑顔が、公太の希望。さっそく、大學OBが集まる開校記念式でゲリラショーを開こうと画策中、花形役者として大學首席の美青年、日下真一郎(くさかしんいちろう)に目をつける。公太の誘いは何度も何度も断られるが、公太は全くへこたれず。日下はタイプのちがう公太がなぜからんでくるのか理解できなくて……
さよなら ハヰドランジア(下)
昭和六年、東京。帝都大學に通う司葉公太(しばこうた)は楽しいことが大好き。学校の記念式典を乗っ取り、即席で集めた仲間達とショーを強行する。その計画を否定し公太と真っ向から対立していた大學首席の日下真一郎(くさかしん いちろう)をも本番では舞台上に引きずり出し、見世物は大団円を迎えた。喝采をあびて公太は大満足、一方まんまと嵌められ不本意な日下。しかし、タイプの異なる二人はこれを機に交流を深めていく。季節は巡り、やがて二人が互いの夢を語る仲にまでなった頃、ある病魔が日下を襲い、二人の関係はさらに変化していく。