あらすじ人に危害を加えるようになった「いわくつき」の美術品――。そういった作品を回収し、「いわく」を取り除くために協力してきた遠野美術館の館長・鼎と、元エリート刑事の三木。事件の捜査中、被害者が盗まれた絵の記憶を失っていることに気づき、鼎のもとへと相談に向かう三木。鼎は、その絵は鼎がずっと探し続けてきた祖父が遺した『バベルの塔』の贋作だと告白する――。