あの日、あの時、あの場所から 僕らはどこへたどり着けたのだろうか。かつて恋をしたことのある、すべての男女に捧ぐ…! フジテレビでのドラマ化でも大ヒット、ベストセラーとなった名作『東京ラブストーリー』。きらびやかな東京を舞台に描かれたリカとカンチの恋愛模様、最終的にカンチは幼なじみ・さとみとの結婚を選んだ。あれから四半世紀が過ぎて、二人の子供たちが結婚を決意したことから、止まっていた時が動き始める…。『ビッグコミックスピリッツ』創刊35周年記念読切として50歳となった二人の「その後」が、初めて描かれて大きな話題に。『女性セブン』での連載も経て、ついに単行本化。再会したリカとカンチはどんなラストシーンを迎えるのか? あの頃、二人の恋に胸を熱くした人は必見! 感涙のエンディングを目撃せよ。
ひかりは、お嬢様学校に通う恋を知らない女の子。しあわせは、親が決めた相手と結婚することだと思っていたけれど、運命の人と出会い恋に落ちてしまって… そして、その彼は、聴力を失った「聞こえない人」で…!?
恋はみっともなくてくだらなくて最高だ。奇才チョーヒカルが描く、最高に可愛くて尊い、ほんの少しだけ現実とズレた世界での恋のおはなし。私は嬉発性飛翔症候群(通称PFS)だ。PFSとはウン十万人に1人しか発症しない突発性の奇病である。要は喜んだり興奮したりすると身体が宙に浮いてしまう。分泌されるセロトニンやアドレナリンなどの脳内物質の関係らしいが解明はされていない。羨ましがられたりもするが本当にいいことなんてなにもない。PFSは突然の下降や衝撃による死者も多い。そのため子どもの頃から楽しいことは全て禁止されていた。可愛い人形も与えられず、なるべく気分が上がらないように生かされてきた。――PFSの一番の発症原因は、恋なのだ/「ヒコウ少女」より
夏休み、中学校の登校日。典道は祐介と校内のプールで密かに想いを寄せるなずなに遭遇する。なずなは「自分が勝ったら言うこと聞いてほしい」と競泳対決を提案し、動揺する典道をよそに運命のレースがスタートする。