“終わりの続きには、始まりが待ってる”終わり無き日常に生きる高校生・茨城新は監禁されている声無き少女に導かれ、ノンフィクション映画を撮ることを決意。レンズ越しに映る少年少女の痛みが、次第に色彩を帯び始める――。誰も知らない灰色の時間、寂寞の第1巻。
過去を嘆いても、未来を憂いても、不平を叫んでも、僕らの世界はここにあるんだ。だから、もう一度だけ――。終わりから、希望が零れた。