あらすじ

鈴木みやりは高校3年生の春まで個人戦、団体戦ともに全国大会へ進んだ事が一度もなかった。熊本、札幌、福岡、東海、神戸の坂田ジュニアゴルフ塾生のなかでそんな子はみやりただ一人だった…… 高校3年生の夏、全国高等学校ゴルフ選手権大会団体戦。北海道尚志学園が北海道代表として出場を決め、みやりは団体戦メンバーに選ばれる。誰にでも胸を張れるゴルフができるか! 昨日よりも素晴らしいゴルフができるか! 本当に自分のゴルフができるのか!!
大地の子みやり(1)

坂田ジュニアゴルフジュク始まって以来、一番の落ちこぼれ塾生・鈴木みやり。身体能力がずば抜けているわけでもない。ゴルフセンスがあるわけでもない。みやりは、ただ球を打ち続けるしかなかった。風の日も。雨の日も。雪の日も。高熱があっても骨折をしても練習場に通い続けた。しかし、どれだけ努力をしても努力と結果の繋がらない子だった。それでも、みやりは目を輝かせ、笑顔を絶やさずに「ゴルフは私の宝です!! 目標はプロゴルファーになることです!!」と大きな声で答えるのだ。一途さだけでは生きていけないゴルフの途に少女みやりは人生の総てを捧げる。

大地の子みやり(2)

鈴木みやりは高校3年生の春まで個人戦、団体戦ともに全国大会へ進んだ事が一度もなかった。熊本、札幌、福岡、東海、神戸の坂田ジュニアゴルフ塾生のなかでそんな子はみやりただ一人だった…… 高校3年生の夏、全国高等学校ゴルフ選手権大会団体戦。北海道尚志学園が北海道代表として出場を決め、みやりは団体戦メンバーに選ばれる。誰にでも胸を張れるゴルフができるか! 昨日よりも素晴らしいゴルフができるか! 本当に自分のゴルフができるのか!!