全校的大行事・夏期一斉発掘調査に参加して迷宮深部を目指したヨウイチたち古美術部一行だが、迷宮に巣くう巨大生物と竜人たちの襲撃による混乱で遠征本隊と逸れてしまう。避難した脇道が奥へと続いているのを発見した古美術部一行は独自に行動する事を決める。一方ヨウイチたちの姿が見えない事に気がついた遠征隊長・和泉はこれを好機と捉え、かねてより目障りだった古美術部長・中嶋暗殺を、山繭会入会を褒美として阿螺井に命令。お目付け役として、寡黙な大男・MB(マイク・ボマー)先輩を同道させ、古美術部の後を追わせるのだった。一方脇道にそれたヨウイチたちは巨大な宝箱を発見。はたして中身は財宝かトラップか…本格化する迷宮攻略! そして遂に尊い犠牲まで…!? 緊迫の第4巻!!
辺鄙な孤島で発見された超文明の遺物が埋もれ、危険な巨大生物が徘徊する謎の遺跡。 そこに島唯一の高校に入学した、生徒とは名ばかりの冒険者たちが挑む! 大枠の設定はオカルトとダンジョン探索が入り混じった「ありえない」感じなんですが、垣間見える島の事情やキャラの背景なんかは妙に現実的。生徒たちの死人もちゃんと出ます。 端々に収められた「ダン高生徒列伝」も作者のメイン~サブキャラ愛が溢れていてステキ。 「ウィザードリィ」等のダンジョン探索ゲームが好物だった方々に特にお勧めです。