あらすじ

新日ファンの虎と全日ファンのたま子の前に現れたのは、女子プロやFMW、リングスなど各団体をこよなく愛するプロレスファン共。そして、満を持してプロレス部が結成される!!しかし、その中にたま子のことを「にわか」と呼び、密かに追い出そうとする者が現れて? 何かを愛する「ファン」の在り方とは!? 1巻以上にプロレスを熱くそして真摯に語り尽くす!!プロレスファンから圧倒的支持を受けた「プロレスファン漫画」、渾身の第2巻!!
俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。 1巻
時は1993年。それは誰もが何かに夢中になった時代。その情熱をプロレスに捧げていた中学生 虎山仁は、周りがアイドルや他のスポーツにうつつを抜かしている事を嘆いていた。しかし、そんな彼に鮮やかなプロレス技を決めたのは、クラスで目立たない女子で――!? 期待の新鋭が繰り出す、90年代プロレスネタ満載のハイテンションコメディー!! これは、プロレスなんて、と思っている全ての人への挑戦状だ!!
俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。 2巻(完)
新日ファンの虎と全日ファンのたま子の前に現れたのは、女子プロやFMW、リングスなど各団体をこよなく愛するプロレスファン共。そして、満を持してプロレス部が結成される!!しかし、その中にたま子のことを「にわか」と呼び、密かに追い出そうとする者が現れて? 何かを愛する「ファン」の在り方とは!? 1巻以上にプロレスを熱くそして真摯に語り尽くす!!プロレスファンから圧倒的支持を受けた「プロレスファン漫画」、渾身の第2巻!!
今日、駅で見た可愛い女の子。

今日、駅で見た可愛い女の子。

可愛いもの博識おじさん×完ぺき女子(!?)、駅で一瞬すれ違うだけの観察型コメディ! アラフォーの亀山は、駅で見かける可愛い子が身に着けているものが気になって仕方がない。この全人類が好きな香りはミルボン!キラキラしたあの箱はセボンスター! 肌ツヤは……美容医療ではなくハイライト! どこのブランドが崩れにくい? あ~~教えてくれ~~~~! あなたが夢中になった「乙女アイテム」がたくさん登場!全人類Kawaiiが大好きコメディ!
三成さんは京都を許さない―琵琶湖ノ水ヲ止メヨ―

三成さんは京都を許さない―琵琶湖ノ水ヲ止メヨ―

近江を制するものは天下を制す!!かつてそう言われた地、滋賀県。しかし現代では魅力度ランキングは下位争い、地味な県、琵琶湖だけ、と散々の評判…。そんな滋賀を立て直すべく、県知事特別秘書を任命されたのは、あの戦国武将・石田三成――!?滋賀繁栄の為、愛する知事の為、あの「京都」を仇敵と見据えた三成さんの無謀極まりない下剋上が今始まる!!
俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。
まだ見ぬプロレスファンの貴方へ
俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。 さかなこうじ 柴田惣一
野愛
野愛
2000年代において90年代のプロレスメインで漫画にするというのがなんとも心憎いですね…。 白黒テレビで家族揃ってプロレスを見ていた時代が終わり、メジャー団体だけではなくインディー団体が生まれ、冬の時代を迎えながらも細分化され現代のプロレスに繋がっていく…そのいちばん美味しくていちばん学んでおきたいところを掻い摘んで知ることができるのであります。 とは言ってもプロレス好きな人なら履修はしてあるかな?という話題が多いとは思います。逆に言うとこの辺おさえとけばなんとなく今に繋がる流れがわかるってことなのかもしれません。 まあそんなことはさておき根本にあるのは「人の好きを笑うな」ということだと思う。 この漫画をプロレスファン以外のひとが読むことは滅多にないでしょう。でも、もしプロレスファンじゃないひとがこの感想を読んでこの漫画を読むことがあるならば(ないと思うけど)伝えたいことがあります。 誰に笑われても、誰に否定されても、どうかその好きに誇りを持ってほしい。 ニワカでも詳しくなくてもいいんだよ!あなたの好きがコンテンツを支えるんだよ! わたしの好きなプロレス団体の代表は常々「プロレスをメジャースポーツにする」と謳っています。今存在する全てのコンテンツが、新規に伝えることを辞めてしまったら衰退するばかりなのです。 ニワカであることを誇れ!古参はニワカを愛せ! たまちゃんをニワカだと批判するキャラクターが途中登場しますが、これは全てのヲタクが自分を省みるべきという戒めなのだと思います。知識とか認知とか金額とか(それらはひとつの指標だけど)だけを誇ってはいけないし、他のヲタクを排除してはいけないのです。 愛するコンテンツを守るために愛を広げなければいけないのです。 虎はウザいしたまちゃんはもっと喋れ、女装家レスラーやジェンダーレスレスラーがいるんだからオカマとか安易に言うんじゃない、とか思うところは多々あれど、結局はラストシーンでたまちゃんが虎に発した台詞が全てだと思います。 好きなものは好きと言おうじゃないか。好きなものを好きでい続けようじゃないか。 そして、プロレスをメジャースポーツにしようじゃないか!!!