あらすじ

「好きでもない女と結婚する。それが公達として生きるということならば、まるで死と同義だ…!!」花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。幼き頃、母・桐壺の更衣に先立たれ、臣下に落とされたその胸の内に宿る孤独を知る者はいない。母の面影を追い、初めて恋い慕った藤壺の女御は、父の妻であった。当然ながら藤壺と添い遂げられることはなく、光は左大臣の姫君・葵の上と… ―――光源氏は、果たして本当に清く美しいだけの貴公子だったのか? 千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語。
黒源氏物語 1巻

「好きでもない女と結婚する。それが公達として生きるということならば、まるで死と同義だ…!!」花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。幼き頃、母・桐壺の更衣に先立たれ、臣下に落とされたその胸の内に宿る孤独を知る者はいない。母の面影を追い、初めて恋い慕った藤壺の女御は、父の妻であった。当然ながら藤壺と添い遂げられることはなく、光は左大臣の姫君・葵の上と… ―――光源氏は、果たして本当に清く美しいだけの貴公子だったのか? 千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語。

黒源氏物語(2)

「私の所においで 紫の君… ずっと一緒にいてあげますから…」花と見紛うばかりの美しき皇子・光源氏。義母・藤壺の女御への叶わぬ想いに囚われながらも、左大臣の姫君・葵の上を娶ることを決める。しかし心は満たされぬまま、その歪んだ妄執は、空蝉の君、末摘花、六条の御息所… 他の女達へと向けられるのであった。このまま、修羅の道へと堕ちていくかと思われたその時。光は藤壺の女御の姪・紫の君と、運命の出会いを果たす… ―――光源氏は、果たして本当に光の中だけを歩んでいたのか? 千年語り継がれる歴史ロマンスを、奇才・桜田雛が新たに紐解く。美しくも黒き「桜田源氏」の愛と陰謀を描いた、超訳・源氏物語第2巻!

黒源氏物語(3)

紫の君との穏やかな日々を守るため、藤壷の宮を抱いた源氏の君だが…!? 美しくも黒き「桜田源氏」ここに完結!!!